アニメ映画『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が8月4日にBlu-ray/DVD化される。価格はBDが9,680円、DVDが8,580円。さらに、Dolby Vision&Dolby Atmos版の本編を収録した4K Ultra HD Blu-ray(UHD BD)付きのBlu-ray特別版も用意し、12,100円で発売される。発売元は京都アニメーション・ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会、販売元はポニーキャニオン。

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    『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
    (C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』BD/DVD

  • Blu-ray特別版(BD+UHD BD 2枚組):12,100円
  • Blu-ray通常版(1枚組): 9,680円
  • DVD(1枚組):8,580円

2018年にテレビ放送され、情緒あふれる豊かな世界観と登場人物の繊細な心情描写が話題となった京都アニメーション制作の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。その完全新作劇場版となる『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(2020年9月劇場公開)は、興行収入21億円を突破するヒットを記録(2021年1月14日付)。日本の新作劇場用アニメーションでは初となるDolby Cinema(ドルビーシネマ)版の上映も行われた。同作は、第44回日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞や、第24回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 優秀賞を受賞している。

Blu-ray特別版には、通常の本編ディスクに加えて、Dolby Vision映像とDolby Atmos音声の本編を収録したUHD BDを特典として同梱。Dolby Cinema版上映で体験できた4K/Dolby Visionの高精細HDR映像と、Dolby Atmosの立体音響が家庭でも楽しめるという。

UHD BDでDolby Cinema版と同等の体験をするには、Dolby Visionに対応するUHD BDプレーヤーとHDR対応テレビ(ディスプレイ)、Dolby Atmosに対応する音響システム(アンプやスピーカー)などが必要。非対応機器でも使用環境にあわせて再生されるという。

いずれも映像特典として、特報第1弾/第2弾や幕間映像、本予告/本予告第2弾、大ヒット感謝PV、公開記念舞台挨拶などを収録。DTS Headphone:X、オーディオコメンタリーなどの音声特典も収めている。字幕は日本語のみ。

新規描き下ろし特製ケースやオールカラーブックレット、ヴァイオレットの手紙(複製版・翻訳版) 2種、劇場で配布された書き下ろし短編小説冊子の表紙原画カード4種などを同梱。Blu-ray特別版には、Dolby Cinema版制作秘話「監督×技術スタッフ 対談 インタビュー」などが掲載された限定小冊子も封入している。

あらすじ

――あいしてるってなんですか?

かつて自分に愛を教え、
与えようとしてくれた、大切な人。

会いたくても会えない。
永遠に。
手を離してしまった、大切な大切な人。

代筆業に従事する彼女の名は、〈ヴァイオレット・エヴァーガーデン〉。
幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、大切な上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア〉が残した言葉が理解できなかった。
──心から、愛してる。

人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年。
新しい技術の開発によって生活は変わり、人々は前を向いて進んでいこうとしていた。
しかし、ヴァイオレットはどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごす。
──親愛なるギルベルト少佐。また今日も少佐のことを思い出してしまいました。
ヴァイオレットの強い願いは、静かに夜の闇に溶けていく。

ギルベルトの母親の月命日に、ヴァイオレットは彼の代わりを担うかのように花を手向けていた。ある日、彼の兄・ディートフリート大佐と鉢合わせる。ディートフリートは、ギルベルトのことはもう忘れるべきだと訴えるが、ヴァイオレットはまっすぐ答えるだけだった。「忘れることは、できません」と。

そんな折、ヴァイオレットへ依頼の電話がかかってくる。依頼人はユリスという少年。
一方、郵便社の倉庫で一通の宛先不明の手紙が見つかり......。