フリマアプリ「メルカリ」を運営するメルカリと「ユニクロ」や「ジーユー」などの衣料品会社を傘下にもつファーストリテイリングは3月17日、メルカリのマーケットプレイス上でファーストリテイリンググループの商品が、安心・安全に取引できる環境の構築を目指し、両社が共同でさまざまな取り組みを実施する「マーケットプレイスの共創に関する覚書」を締結したと発表した。

「メルカリ」では、「ユニクロ」が3年連続で出品・購入ともに最も多く取引をされているブランドに選ばれるなど、ファーストリテイリンググループブランドのさまざまな商品が流通しているという。

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同協定では、一次流通事業者のファーストリテイリングと二次流通事業者のメルカリが商品情報や発売情報を事前に共有し、特定の新商品発売前後の注意喚起や権利侵害品対策など緊密に連携することにより、両社の顧客の混乱を回避し、より安全・安心に取引ができる環境の構築を目指すとしている。

同協定により、ファーストリテイリングは、メルカリに対する特定の新商品発売情報や商品・画像などの提供や、Webサイトなどでの注意喚起を実施する。

メルカリは今後、さまざまな一次流通企業との対話や連携を強化し適切な情報を提供していくことで、安心して参加できるマーケットプレイスの構築を目指す方針だ。