カシオ計算機は3月17日、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の新製品として、メタルと樹脂など異なる素材の融合を特徴とする「G-STEEL」から、シリーズ最薄となる「GST-B400」を発表した。5月21日に発売する。
ラインナップと税込価格は、ブラックフェイス・樹脂バンド「GST-B400-1AJF」が49,500円、シルバーフェイス・ステンレスバンド「GST-B400D-1AJF」が55,000円、レッド×ブラックフェイス・ステンレスバンド「GST-B400AD-1A4JF」が59,400円、ブルーフェイス・ステンレスバンド「GST-B400BD-1A2JF」が68,200円。
※2020年3月17日19時20分 訂正
初出時の価格、「GST-B400-1AJF」(45,000円)、「GST-B400D-1AJF」(50,000円)、「GST-B400AD-1A4JF」(54,000円)、「GST-B400BD-1A2JF」(62,000円)は税別価格でした。メーカーから訂正があり反映しました。
GST-B400AD-1A4JFとGST-B400BD-1A2JFには、透明な膜を重ね合わせる多層膜蒸着文字板を採用。これは光の見え方をコントロールする手法で、試行錯誤を繰り返してシックなブルーと新開発の深みあるレッドをまとったとしている。
今回のGST-B400は、G-STEELシリーズとしてケースの厚さがもっとも薄い12.9mmを実現。内部パーツの削減や実装の最適化を図り、薄型と高機能を両立した新モジュールを搭載している。
合わせて、Bluetoothの省電力化や2針化(時分針)によって、G-STEELのGST-B200と比較して消費電力を55.7%減らした。省電力化の効果として、文字板に取り込む光の量を減らしてもよくなり(少ない光でも十分なソーラー発電の駆動電力が得られる)、フェイスデザインの表現力が向上。GST-B400では、文字板にメタルのブリッジパーツを用いるなど、メタルの質感をより強調している。また、9時位置には動作モードやバッテリー状態を示すディスク針を配置した。
Bluetoothでスマホと連携するモバイルリンク機能を装備。専用アプリでは、時計の時刻修正をはじめとして、GST-B400側のボタン操作で現在地と時刻をアプリの地図上にログとして残す「タイム&プレイス」機能、アプリ側で作った予定をGST-B400でリマインド通知する機能などが使える。