JVCケンウッドは、ウッドコーンスピーカーを搭載し、CD BOX「JAZZで聴く」シリーズの音源160曲もあらかじめ収録した、ビクターブランドの一体型ミニコンポ「EX-D7」を直販ストア「コトSquare」などで2月下旬に発売する。直販価格は79,800円。

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    EX-D7

振動板に“木”を採用した、ビクター独自のウッドコーンオーディオ初の一体型ミニコンポ「EX-D6」(2020年発売)から音響設計や機能を継承。JVCケンウッド・ビクターエンタテインメントが制作しているCD BOX「JAZZで聴く」シリーズの音源から160曲(CD15枚分)を内蔵メモリに収録しているのが特徴。リモコンで選曲でき、CDを入れ替える手間なく、高音質サウンドでジャズを楽しめるとする。収録楽曲は製品ページで紹介している。

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    CD BOX「JAZZで聴く」シリーズの音源から160曲(CD15枚分)を内蔵メモリに収録

本体はシックな木目調のフラット&ローデザインや、ビクターブランドを象徴する「犬のマーク」の天板へのプリントはそのままに、新たに重厚感のあるダークブラウンカラーを採用した。

なお、「コトSquare」でEX-D7を購入すると、先着100人にニッパーの陶器置物(13cm)をプレゼントする。

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    先着100人にプレゼントされる、ビクターの象徴・ニッパーの陶器置物。ニッパーの由来はビクターのWebサイトを参照のこと

EX-D7の主な機能・仕様

主な特徴は既存のEX-D6と共通。CD、ラジオに加えて、USBメモリーから最大192kHz/24bitまでのハイレゾ音源(FLAC/WAV)や、MP3/WMAなどを再生できる。Bluetooth機能も備え、対応するスマートフォンやタブレットの楽曲をワイヤレス再生したり、ミニコンポ側からワイヤレスヘッドホンにBluetooth経由で音楽を送信することも可能だ。対応コーデックは受信時がSBC/AAC/aptX/aptX HD/aptX LL、送信時はSBCのみ。

「定位感の良さとキレのある表現」を可能にする、8.5cmフルレンジユニットを搭載。ユニット磁気回路の後部にはウッドブロックを装着し、装着位置の最適化によりダクトから生じる不要な高域成分を制御し、重心の低い低域再生を追求した。磁気回路にはポールピース上部に銅キャップを採用し、高域特性を向上。ひずみを抑制し、クリアなサウンドを豊かに再生する。ボイスコイルはエネルギー効率を高める4N-平角4層線を採用し、「素直な中音域再生と明瞭感を向上させた」とする。出力は20W×2ch。

本体前面にはカタカナ表示できるFLディスプレイを装備。MDF材を使用した四方留め構造でキャビネットの剛性を高め、内部配線に18番線OFCワイヤを使用するなど、「こだわりの高音質設計で濁りのない伸びやかな音」を追求している。エンクロージャー内部には、新開発の反射板と補強桟を配置して剛性を高め、スピーカーユニット後方からの音を反射板で斜め前方と上方に拡散。音場が狭まりがちな一体型システムでも、広い音場空間を表現する。

耐振対策も徹底。ボトムシャーシ固定部とリアパネルに台座付銅メッキネジ、銅メッキネジ、アルミワッシャなど異なる素材を採用し、異種金属を組み合わせることで共振を分散させて振動の影響を軽減。音の立ち上がりや歯切れを改善した。

入力端子はアナログRCA×1、光デジタル×1(PCM 192kHzまで対応)。3.5mmステレオミニのヘッドホン出力も備える。消費電力は24W(待機時0.5W)で、Bluetoothスタンバイ時は5W以下。本体サイズは450×290×136mm(幅×奥行き×高さ)。重さは7.05kg。リモコン、FM簡易型室内アンテナ、AMループアンテナなどが付属する。