ライカカメラは、オールドレンズの復刻版で構成する「クラシックシリーズ」3本目のレンズ新製品として、1966年発売のオリジナルモデルを可能な限り再現したという「ライカ ノクティルックスM f1.2/50mm ASPH.」を発表した。

ブラックアルマイトはライカストア、ライカブティック、ライカ正規特約店で2月から発売予定で、価格は900,000円(税別)。シルバークロームはライカストアのみの取り扱いで、1,900,000円(税別)で販売する。

  • 1966年発売のレンズを復刻した「ライカ ノクティルックスM f1.2/50mm ASPH.」

    ブラックアルマイト

  • シルバークローム

  • 「ライカ ノクティルックスM f1.2/50mm ASPH.」

すでに展開中の「ライカ ズマロンM f5.6/28mm」、「ライカ タンバールM f2.2/90mm」に続く3本目の復刻版レンズ。世界で初めて非球面レンズを採用し、1966年に登場した伝説的な銘玉「ライカ ノクティルックスM f1.2/50mm」をベースとしており、今回の復刻にあたってオリジナルに可能な限り近づけた光学設計を採用。現在の基準でも遜色ない明るさと、卓越した描写性能を備えた独特の表現を楽しめるという。

ボディはブラックアルマイトとシルバークロームの2種類で展開する。ブラックアルマイトではレンズ鏡筒部にアルミニウムを採用する一方、全世界100本限定となるシルバークロームではレンズ鏡筒部に真鍮を採用し、化粧リングには「LEICA」ではなく、伝統的な「LEITZ WETZLAR」の文字を刻印する。

  • 「LEITZ WETZLAR」の文字が入るシルバークロームモデル(右)

マウントはライカMで、電子接点を搭載。レンズ構成は非球面レンズ2枚を含む4群6枚で、絞りはF1.2~F16。最大撮影倍率は1:17.7、フィルターマウントはE49、本体サイズは約61×52mm(最大径×長さ)。クリップオンタイプのレンズフードが付属する。