OSがアップデートされる度に種類が増えている、Apple Watchの文字盤デザイン。それぞれの特徴や使いこなしのポイントを紹介します。今回は「カウントアップ」です。

「カウントアップ」はバックグラウンドで時間を計測

  • 経過時間をバックグランドで計り続ける「カウントアップ」の文字盤

「カウントアップ」は、普段通りに使用しながら並行して時間を計測する機能を搭載した文字盤。計測状態が文字盤上で常に表示されているのが特徴です。普通に時計を使いながら数時間単位の長い計測を行うことができます。

ダイヤルをタップすると計測モードになり、「開始」をタップすると計測が開始されます。計測中は文字盤の内側にタイムが表示されます。常時表示文字盤では、スリープ中は秒以下の単位を切り捨てて簡易的に表示されます。

情報量と実用性

計測開始時に、現在時刻の長針の位置に0分のポインタが表示されます。このため、計測中に時計を見た際に1時間単位の区切りが視覚的にわかりやすいことが特徴です。ただし、指定した時間で通知したり計測をストップする機能はないため、これらが必要な場合はタイマーアプリを使うのがおすすめです。

コンプリケーションは、アナログ系文字盤に多い「四隅+日付」スタイルの合計5個。標準的な情報量ですが、メカニカルなグラフィックや、ダイヤル内側に配置された●の存在感もあって、ビジュアル要素の多いデザインになっています。

おススメの使い方

スタンダートなアナログ感と控えめな色使いで、スポーツからレザー、メタルまで、どんなバンドにも合わせやすいのが特徴。シーンに合わせて複数のバンドを使い分けている方にもおすすめです。

自宅でテレワーク中の方なら、仕事開始時にカウントアップをスタートすれば、就業時間の目安に気付きやすくなるのでは。カウントアップ中も他のアプリやタイマー、Siriなどの機能は通常どおり使え、使用を妨げません。

アレンジ例

  • (左)スポーツバンドに合わせたカラーを選択し、色味の多い円弧のコンプリケーションを配置。やや主張強めのアレンジも楽しめます。
    (右)カウントアップ中は文字盤の中に計測中の時間を表示。時計をチラ見すると、スタートから何時間経ったのかがわかります

「カウントアップ」文字盤のバランスは?

  • そこそこの情報量に、視認性のよいデザイン。アナログの良さを活かした構成にデジタルならではの機能を組み合わせた、実用的な文字盤と言えるでしょう