鉄路でのグループ旅行、楽しいですよね。気軽に出かけることが難しい御時世ではありますが、先々の旅行プランを立てるのならば心配は無用、いまのうちから計画を練り上げればいい旅行になるはず。何時にどこへ集まって特急◯◯号で△△駅へ、そこで□□線に乗り換えて...幹事役も悪くありません。
しかし、仲間と相談する手段が悩ましいところ。誰もがスマートフォンを使いこなせるわけではなく、せいぜいメール程度という人は少なくありません。近所なのだから印刷してポストへ入れておいて、といわれる可能性も。目的はグループ旅行なのですから、連絡手段にこだわる必要はなし、誰もがわかる方法がいいですよね。
そこで使いたい機能が、iPhoneのマップアプリに用意されている共有機能。ルート案内のデータそのものをメールやSNSで送信する機能ですが、それをわかりやすいPDFに変換することもできるのです。どの駅の何番ホームに乗り換え、といった移動の際のポイントが図示されるから、スマートフォンが苦手な人でも問題ありません。
作りかたはかんたん。マップアプリで出発地・目的地を入力したうえでルート案内を開始し、詳細画面を表示しましょう。現れたシートの右下に小さく表示された「共有」をタップし、次の画面で「プリント」をタップ、その次の画面で画面をピンチアウト(画面に置いた指2本を拡げる操作)すればOK、ルート案内がPDF化されます。あとはメールに添付するなりファイルに保存するなり自由自在、紙に印刷することもできます。
なお、PDFには時刻情報が記載されないため、必要であればiPhoneに付属の「ファイル」アプリの編集機能を使うなどして文字情報を書き加えなければなりません。このPDF化はクルマのルート案内にも使えますが、「40m、右方向」などといった情報の連続になるため、PDFにしてもあまり参考になりません。