PFUは1月19日、ドキュメントスキャナー「ScanSnap」の新製品「ScanSnap iX1600」(以下、iX1600)を発表した。2018年10月に発売した「ScanSnap iX1500」(以下、iX1500)のデザインや基本性能を継承しつつ、スキャン速度をシリーズで史上最速となる毎分40枚に高速化したのが特徴。スキャン性能は同一ながら、USB接続に限定して価格を1万円安くした「ScanSnap iX1400」(以下、iX1400)も合わせて投入する。テレワークの増加で「文書をデジタル化してどこでも参照できるようにしておきたい」と考えるビジネスパーソンの購買を狙う。
PFUダイレクトでの直販価格は、iX1600が税込み52,800円、iX1400が税込み41,800円。いずれも販売開始は1月22日。
新旧ScanSnapシリーズの比較
機種名 | iX1600 | iX1400 | iX1500(旧製品) |
---|---|---|---|
スキャン速度 | 40枚/分 | 40枚/分 | 30枚/分 |
タッチパネル | ○ | - | ○ |
接続方法 | Wi-Fi/USB | USB | Wi-Fi/USB |
ScanSnap Cloud | ○ | - | ○ |
A3原稿読み取り | 手差しモードでOK | キャリアシートが必要 | 手差しモードでOK |
本体カラー | ホワイト、ブラック | ホワイト | ホワイト、ブラック |
PFUダイレクト価格 | 52,800円(税込) | 41,800円(税込) | 52,800円(税込) |
スキャンを33%高速化しながら価格据え置き「iX1600」
iX1600は、Wi-FiとUSBの両方の接続に対応した高性能モデル。4.3型のタッチパネル液晶や、レシートなどの小さな原稿をスムーズにスキャンできる「名刺・レシートガイド」、カバーを開けてからすぐ使えるクイック起動モード、自動縦筋軽減機能など、iX1500の基本性能やデザインを継承しつつ、スキャン速度を毎分40枚(表裏80面)に向上した(iX1500は毎分30枚)。タッチパネルでユーザーを切り替えれば複数人での利用もスマートにできるので、オフィスなどでの利用に向く。
本体カラーはホワイトとブラックの2色を用意する。本体サイズはW292×H152×D161mm、重さは約3.4kg。
一部の装備を簡略化して1万円安くした「iX1400」
一部の装備を簡略化したUSB接続専用の低価格モデル。毎分40枚(表裏80面)のスキャン性能はiX1600と同等ながら、タッチパネル液晶やWi-Fi接続機能を省略して低価格化した。ScanSnap Cloudとの連携機能や一部のソフトウエアも省略している。大判用紙のスキャンは、別売のA3キャリアシートが必要となる。