ハイセンスジャパンは、48V型の4K有機ELテレビ「48X8F」を2月上旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格(税込)は18万円前後を見込む。
4K/3,840×2,160ドットで倍速対応の有機ELパネルと、高輝度でコントラスト感を高められる冷却インナープレートを搭載。ガンマ特性の補正に加えて輝度特性の独自チューニングを行った。また、AIテクノロジーを活用した「NEOエンジンplus 2020」を搭載し、繊細かつ鮮烈な映像美が楽しめるという。
ネット配信の映像やVODコンテンツを、配信サービスごとに異なる圧縮方式、解像度、フレームレートに合わせて最適なパラメータで高画質化する「AIネット映像高画質処理」に対応。映像処理経験値をもとに、各設定に合わせて色温度や色濃度、超解像処理、輝度、ダイナミックガンマ補正、フレーム補間を行い、「低フレームレートコンテンツからハイクオリティコンテンツまで、高いコントラストと自然な色彩で、表現豊かに再現する」という。
AIシーン別超解像処理にも対応し、5層のニューラルネットワークを深層学習し、通常の映像とぎらつきが目立つ映像を自動判別。シーンごとに適した超解像処理を施してノイズの少ないきめ細やかな画質を追求した。また、AIモーション別超解像処理により、AIが映像の動きの速さを自動判別して適切な画質処理を行う。地デジ映像を4K画質にアップコンバートする3段階超解像処理にも対応している。
HDR方式は、HDR10、HLG、Dolby Visionをサポート。照明を落としたリビングなどでも映画を楽しめるような映画モードや、ゲームプレイ時に遅延を抑えて表示するゲームモードplus機能を搭載。ゲームモードplusはHDMI 2,560×1,440 60p出力のPCゲームにも対応する。
サウンド面では、4つのフルレンジスピーカーと、2つのツイーターを搭載したスピーカーシステムを採用。スピーカーの3次元マトリックス測定と、独自の音響解析理論に基づいた音響最適補正技術「Eilex PRISM」を備え、VIRフィルターによって「高精度で明瞭度の高い臨場感あふれる高音質」を追求。音楽や映画などをアーティストが意図した通りに再生できるとする。
BS/CS 4Kチューナー×1と、地上/BS/110度CSデジタルチューナー×3を搭載。外付けUSB HDD(別売)を追加して番組録画もできる。また、2画面表示に対応し、異なる番組を同時に視聴することも可能だ。
HDMI入力×4(18Gbps対応)、コンポジット入力×1と、光デジタル音声出力×1、ヘッドホン出力×1、USB×2、LAN端子×1を備える。
消費電力は280W(待機時0.5W)。スタンド含む本体サイズは1,069×241×690mm(幅×奥行き×高さ)、重さは15.6kg。6つのVODダイレクトボタンを搭載したリモコンなどが付属する。