日本HPは1月14日、1kgを切る重さの13.3型コンバーチブルPC「HP Elite Dragonfly G2」と、14インチのクリエイター向けPC「HP ENVY 14」を国内発表した。いずれも「CES 2021」に合わせ、米HPが1月10日(米国時間)に発表していた製品で、今回正式な国内販売が案内された。
「HP Elite Dragonfly G2」は、最小構成時989gの重さで自宅やオフィス内などの持ち歩きに適した13.3型ノートPC。第11世代Intel Coreプロセッサを搭載し、メモリは8GBから、ストレージは256GB NVMe SSDから選択できる。
サウンドはBang&Olufsenによるオーディオを内蔵。忘れ物防止タグ「Tile」が統合されており、PCを紛失した場合に音を鳴らして見つけられる。また、本体のカバーが開けられたり不正アクセスされた場合にPCをロックし、ユーザーに通知する新たな侵入検知機能「HP Tamper Lock」や、指紋センサーも装備した。
ラインナップは、4G LTE / 5Gモデル3機種と、重さ989gからのWi-Fiモデルの2機種。4G LTE / 5G対応モデルは2021年2月下旬に発売し、直販価格は214,800円(税別)から。主な仕様は下記の通り。Wi-Fiモデルは2021年5月販売開始予定で、価格は未定。
【お詫びと訂正】初出時、HP Elite Dragonfly G2の直販価格を21,400円(税別)からとしていましたが、誤記載でした。正しくは214,800円(税別)からとなります。訂正し、読者ならびに関係者各位へお詫び申し上げます。(2021年1月20日 13:20) |
- OS:Windows 10 Pro
- CPU:Intel Core i5-1135G7 / Core i7-1165G
- メモリ:8GB / 16GB
- ストレージ:128GB M.2 SSD / 512GB M.2 SSD
- グラフィックス:CPU内蔵
- 光学ドライブ:―
- ディスプレイ:13.3型ワイド液晶(1,920×1,080ドット、タッチ対応)
- 通信:Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)、Bluetooth 5(モデルにより4G LTE、5Gも対応)
- インタフェース:USB 3.1×1(パワーオフUSB充電対応)、USB Type-Cポート(Thunderbolt 4対応)×2、ステレオヘッドホン / マイク×1
- サイズ:304.3×197.5×16.1mm
- 重さ:約1.15kg
- バッテリー駆動時間:未定
HP ENVY 14
HP ENVY 14は、HPで初というアスペクト比16:10の14型液晶を採用したモバイルPC。写真編集などのクリエイティブ用途に適しているといい、アスペクト比16:9の従来モデルと比べ表示領域が11%拡大されている。
プロセッサはIntel Core i7-1165Gを採用し、グラフィックスは最大でGeForce GTX 1650 Ti Max-Q Designグラフィックスを選択可能。ビデオチャットなどでスピーカーやヘッドホン、マイクを使う際に、周囲のノイズを低減するAIノイズ除去機能を搭載するほか、Webカメラを物理的に覆うシャッターや、指紋認証リーダーも標準で備える。
ラインナップは、CPU内蔵グラフィックスを搭載するパフォーマンスモデル【S1】1機種と、GeForce GTX 1650 with Max-Q design グラフィックス採用のパフォーマンスプラスモデル【S2】2機種の3機種。1月下旬以降に販売開始し、価格は149,800円(税別)から。パフォーマンスモデル【S1】最小構成時の主な仕様は下記の通り。
- OS:Windows 10 Pro
- CPU:Intel Core i7-1165G
- メモリ:16GB
- ストレージ:512GB M.2 SSD
- グラフィックス:Intel Iris Xe Graphics
- 光学ドライブ:―
- ディスプレイ:14型ワイド液晶(1,920×1,200ドット、タッチ対応)
- 通信:Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)、Bluetooth 5
- インタフェース:HDMI 2.0×1、Thunderbolt 4対応USB 4 Type-C×1(Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)、USB Type-A×2(電源オフUSBチャージ機能対応)、ヘッドホン / マイク×1
- サイズ:318×224×17.5~23.5mm
- 重さ:約1.52kg
- バッテリー駆動時間:最大15時間