JOLEDとLG電子は1月13日、LGが「CES 2021」にあわせて披露した32型4Kディスプレイ「LG UltraFine Display OLED Pro」を通じ、クリエイティブ業界のプロフェッショナルに向けた製品で協業すると発表。JOLEDの有機ELパネルが同製品に採用されている。価格や発売時期は明らかにしていない。
LG UltraFine Display OLED Pro(型番:32EP950)は、31.5型の4K/3,840×2,160ドット有機ELパネルを搭載し、HDR映像にも対応。「ビジュアルエフェクトアーティストや映画、アニメーションスタジオのプロデューサーなど、クリエイティブ業界のプロフェッショナルにとって理想的なソリューション」とアピールしている。
コントラスト比は100万:1で、「800万を超えるピクセルの独立調光制御により、一般的なHDR LCDディスプレイでよく見られるハロー現象(光がにじんで見える現象)を排除できる」とする。DCI-P3とAdobe RGBカラースペースの99%をカバー。インタフェースはUSB Type-C(PD 90W)、DisplayPort×2、USB×3、HDMIを備える。
JOLEDは中型・高精細の有機ELディスプレイを印刷方式で製造しており、製品ラインナップを強化している。両社は今後、「優れたユーザー体験の提供を約束する高品質の製品を実現するために協業する」とのこと。