月末近くにパケット残量が乏しくなり悲鳴を挙げている人、身近にいませんか? 自分のパケットは余裕だから、回線を使わせてあげてもいいんだけど...そんな心優しいあなたは、iPhoneで「インターネット共有」を有効にしましょう。
ここでいうインターネット共有とは、iPhoneで利用しているキャリアの回線（セルラー回線）を他の端末に開放すること。「テザリング」とも呼ばれる機能で、Wi-Fiで直接通信することによりiPhone経由でのインターネット接続が可能になります。iPhone同士でも利用できるため、パケット切れやSIMの異常などで直接セルラー回線を使いにくくなったiPhoneが、他のiPhoneのセルラー回線を利用しインターネットに接続することが可能になります。
設定のポイントは、『設定』→「インターネット共有」画面にある「ほかの人の接続を許可」スイッチをオンにすること。オンにしていると、子機となる知人のiPhoneでWi-Fiアクセスポイントを選ぶとき、親機となる自分のiPhoneに「"インターネット共有"を共有」というシートが現れます。このシートにあるボタンをタップすれば、知人のiPhone側でパスワードを入力する手間が省けるのです。
タップひとつでテザリングを許可できるから、パスワードの入力ミスも伝えるときのストレスもありません。iPhone同士だからこその、スマートな回線融通テクニックです。
なお、同じApple IDでサインインしているiPhone/iPadや、ファミリー共有が有効なiPhone/iPadを子機にしたときには、「ほかの人の接続を許可」スイッチをオンにしていなくても「"インターネット共有"を共有」シートが表示されます。
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知人のiPhoneにテザリングさせるとき、パスワードの入力を省略する方法があります
