厚生労働省は12月21日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規陽性者数などのデータをまとめたWebサイト「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」を公開。全国のデータを集約して可視化し、感染防止対策に役立てることを目的としている。

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    「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」

全国の新規陽性者数や重症者数などを集計し、2020年8月1日以降の累積の陽性者数や重傷者数、死亡者数の推移といった感染者動向を、色分けしたグラフで表示。マウスをグラフに重ねると日別の数値を確認できる。これらの表示は全国のほか、都道府県別にも切り替えられる。

データ元としているのは、都道府県や政令指定都市、中核都市が発表している感染者IDを軸とした患者属性情報(患者別属性情報データベース)や、都道府県の検査状況・医療提供状況の断面情報(都道府県別累積公表データベース)、メディア情報等から得た集団感染などの発生状況情報など。

厚生労働省では、2020年1月に国内で初めて陽性患者が確認されて以来、自治体等と連携を取りながら感染症発生動向に関する情報を収集し、感染状況に関する情報発信を行ってきた。今回新設されたWebサイトでは、これまで発信してきた情報、蓄積してきたデータを分かりやすく可視化。「国民ひとりひとりの日々の感染防止対策に役立ててもらう」ことを目的としている。今後も新たな情報の掲載やサイト等の公開を行う場合は、順次公表するという。