以前のようには気軽に外出できない状況が続きます。帰省や初詣すら対象となることにはやるせなさを感じてしまいますが、状況が状況なだけに堪えなければなりません。
外出がままならないのなら気分だけでもという向きにお勧めしたいのが、マップアプリの「Flyover」。5年前のサービス開始当初、日本は東京と札幌、小樽の3都市でのスタートでしたが、間もなく静岡と長崎、広島に岡山、京都、大阪、名古屋、そして仙台が追加されました。その後も対象都市は増加し、2020年12月現在は日本だけでも39都市/地域にまで広がっています(一部表示できない都市もあります)。
このFlyover、対象都市/地域の上空を自由に飛べることが最大の売りですが、飛び回る操作をiPhoneに任せる「Flyoverツアー」もなかなかのもの。見どころをくまなく巡回してくれるので、ビールでも飲みながら気軽に楽しめるところがポイントです。
使いかたはかんたん。マップアプリの表示モードを「マップ」または「航空写真」に設定したうえで、日本でいえば関東地方や東北地方全体が画面に収まる程度の縮尺まで小さくしましょう。そうすると、Flyover対象都市/地域には「3D」という文字が現れます。
その「3D」をタップすると、都市/地域名の下に「Flyover」ボタンが配置されたシートが現れます。それをタップし、今度は画面下部の「都市のツアーを開始」ボタンをタップしましょう。あとの操作はiPhoneまかせ、ただ画面を眺めていればOKです。
なお、Flyoverツアーは一時停止はできるものの、ツアーに組み込まれている施設・建築物をスキップすることはできません。都市/地域によっては、見どころは他にたくさんあるだろ、と思わずツッコミを入れたくなるようなツアーも...数分程度の空の旅ですから、ゆったりした気分で楽しんでください。