iOSに付属の『マップ』アプリは、iOSのアップデートとともに進化を続けています。公開当初はデータの誤りに悩みましたが、着々とデータの増強を続け、現在では主要都市であれば建築物を立体的に表示(3D表示)することも可能です。

空中散歩とは、『マップ』アプリの独自機能「フライオーバー」のことでしょうか? 3D表示よりも対象都市は少なくなるものの、主要な観光スポットを次々と鳥瞰することができます。日本では東京、大阪、名古屋、札幌などの都市がサポートされており、眺めるだけで観光気分に浸れること請け合いです。

フライオーバーの対象都市は随時追加され、AppleのWEBページ(リンク)で公開されています。『マップ』アプリで対象都市を検索すれば、空中散歩が始まる「Flyover」ボタンが表示されます。

しかし、WEBページに掲載されていても「Flyover」ボタンが表示されない都市もあります。2019年8月現在、会津若松や岐阜、姫路や出雲を『マップ』アプリで検索してもなにも起こらず、実質的にフライオーバー対象都市ではありません。

フライオーバー対象都市を確実に調べるには、『マップ』アプリで都道府県全体を鳥瞰できる程度の縮尺で表示します。対象都市であれば、中心地(行政庁舎所在地)に「3D」マークが現れるはずです。ただし、表示モードを「交通機関」にしているとマークが現れないため、画面右上の「i」ボタンをタップして「マップ」または「航空写真」に切り替えておきます。

このように調べた日本のフライオーバー対象都市は、札幌、秋田、仙台、東京、新潟、静岡、名古屋、彦根、大阪、岡山、広島、熊本、長崎の13カ所になります(2019年8月現在)。AppleのWEBページに掲載されている対象都市が必ずしも表示されるわけではないため(実際にフライオーバーできる都市のみ「3D」マークが現れる)、注意しましょう。

  • 「マップ」で空中散歩できる都市かどうか調べる方法は?

    実際にフライオーバーできる都市には「3D」マークが表示されます