ニチリョクが、Bluetooth対応の墓石「お守り de お墓参り」を発表した。Bluetooth Low Energyビーコンデバイスを内蔵したお守りを持って墓石に近づくと、電子ペーパーパネルが用いられた銘板を参拝者専用の家名 / 戒名 / 没年月日などに自動で変更する。永代供養付の共同墓所「電子銘板墓所―光―」として販売を開始した。価格は290,000円/体(管理費込み)。

  • Bluetooth対応の墓石「お守り de お墓参り」。中央に電子ペーパーパネルを搭載する。右上が、Bluetooth Low Energyビーコンデバイスを内蔵したお守りだ

共同墓でも、一般のお墓と同じように「自分のお墓」感覚で手を合わせたいという声を受けて開発された。参拝者がBluetooth Low Energyのビーコンデバイスを内蔵したお守りを持って墓石に近づくと、銘板を参拝者専用の家名や戒名などに変更して自動表示する。電子表示は、屋外での視認性と省電力性能に優れた電子ペーパーを使用する。墓石に彫刻するわけではないので、家名や戒名などのデザインもある程度自由に行える。

  • 「お守り de お墓参り」の仕組み。墓石の近くにいる時だけ、電子ペーパーパネルが参拝者専用の表示に切り替われる

  • 通常は、このような表示になっている

  • 家名を表示したところ

  • デザインはある程度自由にできるので、英文表記も可能

  • 写真も表示できる(画面はイメージ)

墓所は、千葉県八千代市にある「八千代悠久の郷霊園」の園内に設置する。定期的な供養と日常の管理は霊園に託しつつ、お参りはいつでも自由に行って構わない。保管期限は納骨してから13年で、以降は八千代悠久の郷霊園内合祀墓にて合祀となる。