Withingsの「ScanWatch」は、ヘルスケア機能が充実したアナログ針&デジタル表示窓のスマートウォッチ。2020年1月にグローバル発表し、北米と欧州で先行して発売となったが、日本市場にも2020年10月に投入された。

ラインナップは、ケースサイズが38mmと42mmの2種類。ダイヤルカラーとしてそれぞれブラックとホワイトがある。税込価格は38mmモデルが36,240円、42mmモデルが38,480円。

  • Withings ScanWatch(左側の2つが38mmモデル、右側の2つが42mmモデル)

ScanWatchは、循環器専門医と共同開発したという心拍計測機能を搭載。心拍数を常にモニタリングし、低心拍や高心拍といった不自然な状態を検知するとアラートを発する(アラート機能はアップデートによって実装予定)。こうした情報は、医療機関を受診するとき医師に見せたり、かかりつけ医と共有したりすることも可能。

睡眠関連では、睡眠サイクル(浅い・深い・中断)や、それに応じて起床しやすい時刻を設定する目覚まし機能、睡眠の質を示すスコアといった情報を日々得られる。加えて、血中の酸素飽和度を計測することによって(SpO2センサー)、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の兆候となる呼吸の乱れを検知する。

そのほか、自転車やランニングといったアクティビティを自動検出してアプリに記録する機能、30種類以上のトレーニングモード、歩数計、消費カロリーなどのトラッキング機能も搭載。連携したスマートフォンの各種通知も受けられ、専用アプリ「Health Mate」はAndroidとiOSに対応。なお、位置情報はスマートフォンのGPS機能を利用する。

バッテリー駆動は最大30日間と長い。その間に充電しないと省エネモードになるが、さらに20日間は時計としての機能とアクティビティ記録を継続。充電も速く、1時間で80%、2時間でフル充電となる。

ケース素材はステンレススチール、ダイヤルのデジタル表示窓は有機EL、風防はサファイアガラス、バンドはフルオロエラストマー素材、防水性能は5気圧。