11月12日に発売された「PlayStation 5(PS5)」を購入できたので、まずは写真で紹介します。開梱の様子はソニーストア 銀座のフォトレポートでお伝えしているので、本記事では製品版実機の気になる箇所をじっくり見ていきます。

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    PlayStation 5(左)。後ろは筆者宅の東芝の55V型4K有機EL REGZA「55X920」

今回、筆者が購入したのは、Ultra HD Blu-rayドライブを備えたPS5(型番:CFI-1000A01、税別49,980円)。家電量販店の抽選販売では軒並み落選でしたが、幸運にもソニーストアの第1弾抽選で当選できたので、高価でしたが購入に踏み切りました。あえてディスクドライブ搭載モデルを選んだのは、4KブルーレイことUltra HD Blu-ray(UHD BD)の再生を試してみたかったためです。

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    PS5本体とDualSense ワイヤレスコントローラー

PS5の4年前に登場した「PlayStation 4 Pro」は、UHD BD再生には非対応でした。当時、UHD BDプレーヤーや映画タイトルが出始めた立ち上がりのタイミングだったことや、BDソフトよりも映像配信サービスを見ている人のほうが世界的に見て断然多いから、という理由で見送られたそうですが、PS5ではディスクドライブの有り無しで選べるようにしたかたちです。

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    Ultra HD Blu-ray(UHD BD)ドライブを搭載したPS5では、4Kブルーレイを見られる

「Netflixなどの映像配信サービスが主流な今、あえてUHD BDを選ぶ理由はあるのか?」といえば、個人的には「YES」。手軽さでは映像配信サービスに数歩ゆずりますが、安定した高画質&高音質で好きな作品を楽しめるのはやっぱりディスクメディアです(とはいえPS5発売時点では、再生できるフォーマットが限られます)。

PS5のオーディオ・ビジュアル関連の機能などはまた機会を改めて紹介することにして、まもなく誕生から26周年を迎えるプレイステーションの最新機種、PS5の外観をじっくり眺めることにしましょう。まずは歴代プレイステーションの集合写真からどうぞ(コレクターではなく、それぞれの世代ごとに遊びたいソフトがあって温存していたらこんなに増えました)。

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    一堂に会した歴代プレイステーション(私物)。左奥からPlayStation 4(CUHJ-10035)、PlayStation 5(CFI-1000A01)、PlayStation 3(CECHA00)、PlayStation 2(SCPH-30000)。テレビにつながる最小プレステということでPlayStation Vita TV(右端)にも登場してもらった。手前はPlayStation(SCPH-1000)。ちなみに過去機種も、電源を入れれば問題なく動作する

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    歴代プレイステーション付属コントローラーのデザインの変遷。手前からDualSense ワイヤレスコントローラー、DUALSHOCK 4、DUALSHOCK 3(SIXAXIS)、DUALSHOCK 2。見えにくいが一番奥はアナログコントローラー「SCPH-1150」

PlayStation 5(CFI-1000A01)の本体

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    PlayStation 5の本体は曲線的で、独特な形状をしている。上部は強く掴むとたわむので、腰のあたり(ディスクドライブのある真ん中あたり)を両手で押さえて持ち上げると安全だ

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    青みがかった白いカバーに挟まれた箇所は、SFに出てくるロボットかクルマのパーツのような不思議なかっこよさがある。光沢があってツヤツヤしており、ホコリが目立ちやすく、強く擦ると細かな擦りキズができてしまいそう。黒っぽく見えるが、白い光の下で見ると、限りなく黒に近い濃紺のようだ

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    歴代プレイステーションにはない曲線がなんとも味わい深いが、日頃のお手入れが大変そう

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    両側のカバー裏を目を凝らしてみてみると、「△〇×□」のシェイプスがあしらわれていることが分かる。粋なデザインだが、日頃のお手入れが大変そう(二度目)。ちなみにDualSense ワイヤレスコントローラーのグリップ裏にあるザラザラの滑り止めも同様に、よく見ると「△〇×□」のシェイプスがあしらわれている

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    本体の後ろ側側面には、プレイステーションロゴの透かし彫りが施されている。カッコいい。しかし横置きにすると、この透かし彫りがある面が上に来るので、ホコリが詰まってしまったらカッコ悪い。日頃のお手入れが大変だ(三度目)

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    カバーを外して、プレイステーションロゴの透かし彫りをアップでみたところ

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    横置きにするときは、ディスクドライブがあるほうが下側に来る。ローアングルで見たPS5の造形はまるで宇宙船のよう

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    前面にはUSB Type-A(上)とUSB Type-C(下)を備える

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    前面下部には、ディスクのイジェクトボタン(上)と電源ボタン(下)がある

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    縦置きにしたときのディスクを入れる向きはこんな感じ。横置きにした場合は、レーベル面が上に来るようになる

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    BDレコーダーなどは、対応ディスク規格などがこれでもかと本体に刻印されていることが多いが、PS5のUltra HD Blu-ray(UHD BD)ロゴはとても控えめにあしらわれている

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    本体の裏側。真ん中の丸いところはキャップで、外すと付属のスタンド(後述)をとりつけるネジ穴が見える

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    背面には、左からUSB Type-A×2、Ethernet端子、将来的に8K出力にも対応するHDMI端子をそなえている。一番右はメガネ型のAC電源ポート

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    カバーをスライドして外したところ。内部に入り込んだホコリなどを自分で掃除できる

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    PS5は、歴代プレイステーションでもっとも大きなハードだと言われてきた。ということで、まずは現行のPS4(CUHJ-10035)と並べてみたところから(縦置き用スタンドはサードパーティ製品)。独特なデザインも相まって、PS5の存在感がスゴい

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    PS4(上)とPS5(下)を横置きすると、フットプリントにかなり違いがあることが分かる。これからPS5を買う人は、あらかじめしっかりした置き場所を確保しよう

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    歴代プレイステーションの中ではかなり大きなサイズだった初代PS3(CECHA00、右)と比べたところ。発売当時の資料によると、初代PS3の本体サイズ/重さは約325×98×274mm(幅×高さ×奥行)/約5kg。PS5(左)はベースを除き約390×104×260mm(同)/約4.5kgなので、いかに大きいかがよく分かる。ただ、持ち上げてみると小さいはずの初代PS3のほうが“腰にクる”重さで、PS5のほうは意外と軽く感じられる

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    自宅での資料整理に役立つ、“アイリスオーヤマのPS5”こと「細密シュレッダー PS5HMSD」(左)。「PS5に似ているとウワサらしいですが……」と同社公式ツイッターアカウントがネタにしたことで一躍有名になった(?)シュレッダーだが、本物のPS5(右)と並べるとご覧の通り

PS5用「DualSense ワイヤレスコントローラー」

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    DualSense ワイヤレスコントローラーは、個人的にけっこう持ちやすいと感じた。こちらもPS5本体同様、歴代プレイステーションではサイズが大きな部類に入る

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    充電端子はUSB Type-Cを採用。USB-Cの普及が進む中、DUALSHOCK 4のためにmicroUSBの充電ケーブルを用意しなければいけなかった日々はもう終わりだ

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    歴代プレイステーションのコントローラーを並べてみると、細かくデザインが変わってきていることがよく分かる。初代のアナログコントローラーは、今持ってみると小さくて幅も狭く、DUALSHOCKシリーズと比べると握りやすいとはいえないが、開発当時は画期的なデザインだったようだ

PS5の同梱物

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    PS5の同梱物。左が本体設置用のベース。HDMIケーブル(中央上)、DualSense ワイヤレスコントローラーを充電するためのUSBケーブル(中央中)、AC電源ケーブル(中央下)。印刷物は、クイックスタートガイドとセーフティガイドが含まれる

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    付属のHDMIケーブルは「HDMI v2.1規格によるUltra High Speed互換」と説明されている。実物のケーブル被覆に記された文字を見てみると、HIGH SPEEDモデルであることが分かる。少し短いので、テレビから離れたラックなどに置きたい人は長めの4K対応HDMIケーブルを入手したほうがいいかもしれない

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    本体設置用のベースは縦置き/横置き両方に対応しており、必ず取り付けるよう案内されている。天面と底面が別体になっていてクルッと回るようになっており、中にはバネのような可動パーツを備えている

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    横置き時はこのように「カチッ」と鳴るまで回して固定する。左のフックを本体背面に引っかけて載せれば設置完了だ

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    ベースの中には、縦置き時にベースを固定するためのネジが隠されている。デザインがよく考えられていて、思わずうなってしまった

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    縦置き用のネジはドライバー不要で、コインで回して止められる。本体のネジ穴を隠すキャップは、ベースのネジがあった場所にポチッとはめればなくさずに済む