ノートPCを使っていると、何かと足りなくなりがちな外部接続インターフェース。「ドッキングステーション」があれば、1つのポートに接続するだけで、複数の機器を一度に接続できる。
最近の薄型ノートPCやタブレットでは、インターフェースがUSB Type-Cのみ、というものも少なくなくなった。Type-Cはポートの上下がなく、USB PDに対応していれば充電ポートも兼ねられるなど、省スペースで多機能を実現できるというメリットがあるが、同時に従来のインターフェースを使うためには、アダプターなどを使う必要があるので、不便さを感じる人も多いだろう。
そんなときに便利なのが「ドッキングステーション」(ドック、Dock)と呼ばれる周辺機器だ。これは外部インターフェースを搭載した拡張ボックスで、外出する際はノートPC単体で持ち歩き、家や職場ではドッキングステーションに接続して周辺機器類を一度に接続する、といった使い方をする。以前はドッキング用のインターフェースなどが機種専用のものしかなく高価だったが、現在はUSB 3.0やThunderboltといった、広範に利用できる高速インターフェースの登場や、OS側のサポート強化により、汎用的なドッキングステーション(Universal Docking Station)が登場している。
現在、ドッキングステーションはモバイル向けのもの、デスクトップ向けのもの、その中間にあたるものと、大まかに分けて3種類のカテゴリーが存在する。また、接続インターフェースも、USB 3.xとThunderbolt 3の2種類が選べる。今回はベルキンに協力を仰ぎ、それぞれの接続インターフェースと各カテゴリーの製品をお借りできたので、簡単なレビューをお届けする。