10月23日、待望のiPhone 12/12 Proの販売が始まりました。ピカピカの新しいiPhoneをいち早く手にした人も多いでしょう。
このご時世で気になるのが、「除菌効果を期待してアルコールを含む除菌シートや消毒液でiPhoneを拭いても大丈夫なの?」ということ。アルコールは、電子機器によっては塗装や画面のコーティングが剥離したり、機器の故障が生じる可能性があり、使用には注意が求められます。特に、iPhone 12シリーズはコーニングと共同開発した「セラミックシールド」を前面ガラスに採用したこともあり、アルコールを使っても問題ないのかが気になります。
iPhone 12/12 Pro販売開始の前日となる10月22日(米国現地時間)、アップルがiPhoneのお手入れに関する具体的なガイダンスをまとめた「Cleaning your iPhone」(iPhoneを掃除する)のページを更新(現時点では英語版のみ)。iPhone 12シリーズ4機種のお手入れ方法を追加しました。
iPhone 12シリーズの解説は、iPhone 11シリーズと同じ項目に含まれており、お手入れ方法は基本的なiPhone 11シリーズと同じと考えてよさそう。冒頭にある「Is it OK to use a disinfectant on my iPhone?」(iPhoneを消毒液で拭いても大丈夫?)の項目で「70%のイソプロパノールアルコールワイプを利用し、iPhoneの外装を優しく拭いてください」と紹介されている通り、アルコールを用いたiPhoneのお手入れが認められています。アルコールなどの消毒液をしみ込ませたガーゼなどでiPhoneの表面を優しく拭うのがよさそうです。
注意したいのが、除菌効果があるものでも台所やホームクリーニング用の「漂白剤」は使わないようにすることや、Lightning端子やスピーカーの小さな孔にアルコールを含む消毒液を浸入させないようにすること。iPhone 12は防水性能が高まりましたが、消毒液や洗剤の中にドボンと浸けるなんてことは御法度です。