デロンギ・ジャパンは、ミルクメニューが充実した全自動コーヒーメーカーの新製品「デロンギ ディナミカ 全自動コーヒーマシン (ECAM35055B)」(以降、ディナミカ)を10月15日に発売します。直営ストアの販売価格は162,800円(税込)です。オンラインセミナーと「デロンギ表参道」での実機体験からレポートします。
ディナミカは、キメの細かい泡立ちのミルクができあがるデロンギ独自の「ラテクレマ システム」を搭載した全自動コーヒーメーカー。ミルクが最も甘くなるという60℃~65℃で仕上げ、ミルクと泡のおいしい黄金比「2:3」を実現した点が特徴です。さらに、従来の最上位機種に搭載していたミルク泡の大きさを調整できる機能も。ミルクメニュー好きにはうれしい1台でです。
ちなみに、最上位機種の「エレッタ カプチーノ トップ」では、自分でスチームを調整してミルクを作れます。今回のディナミカは、泡の大きさ調整までです。
最もきめ細かい泡で作ったカフェラテを試飲しましたが、ミルクがほんのり甘く、なめらかな口当たりが最高です。ツヤと弾力がある泡で、飲み終わる最後まで泡が長持ちしているのが印象的でした。
ミルクの細かさのほか、エスプレッソの量も調節できるため、自分好みの一杯を楽しめます。ミルクタンクは取り外せるため、朝コーヒーを飲んだらミルクタンクだけ冷蔵庫に入れ、帰宅後また楽しむという使い方も可能です。
液晶パネルを搭載で操作が簡単
操作部は本体正面に配置。日本語表示のため、初めてでも操作に悩むことはないでしょう。
コーヒーを淹れるときは、上部の「豆ホッパー」に豆をざっと入れて、ダイヤルで粒度を調節。本体正面の操作部でメニューを選びます。コーン式のグラインダーで豆を挽き、コーヒーを抽出します。計量などは機械にお任せできるので、簡単! 1杯に使う豆(粉)の量も5段階から選べるため、自分好みのコーヒーを手軽に追求できるのではないでしょうか。
「コーン式のグラインダーは、均一なサイズの溝と鋭利なエッジでコーヒー豆を徐々に切り刻むため、プロペラ式のミルに比べて均一性が高く、摩擦熱による豆の酸化を抑えた香り高い一杯を楽しめます」と、デロンギ・ジャパン マーケティング部プロダクトマネージャーの古家健さんが説明してくれました。
抽出方式はエスプレッソ式を採用。一杯一杯抽出して、フレッシュなコーヒーを楽しめます。コーヒーはお湯の温度によって抽出される成分の構成が変わるため、温度制御はおいしさに直結するといっても過言ではありません。
デロンギでは「サーモブロックボイラー」を採用することで、毎回安定した抽出温度を実現。抽出温度は88℃~96℃で調節できるため、自分好みの温度でコーヒーを抽出できます。「サーモブロックボイラー」は、ミルクスチーム用にも搭載しており、これが、ミルクが最も甘くなるという60℃~65℃での温度制御も可能にしているわけですね。
さらにお手入れしやすくなった
ディナミカは内部の自動洗浄機能を備えているため、日ごろのメンテナンスが最小限ですみます。豆のカスも毎回捨てる必要はなく、ある程度まとめて捨てればOKです。このほか新製品では、水に含まれる石灰成分がマシン内部へ付着するのを低減する「ウォーターフィルター」を搭載し、石灰を取り除く頻度を少なくします。また、本体下のトレイ部分は仕切りが取り外せるようになり、簡単にお手入れできます。
ミルクメニューが好きな人は要チェック!
ディナミカの本体サイズは幅240×奥行445×高さ360mm、重さは10kg、豆ホッパー容量は300g、水タンク容量は1.8L、ポンプ圧は15気圧(抽出時9気圧)となっています。
筆者はカフェラテが大好きでよく飲みますが、デロンギ独自のラテクレマシステムで淹れたカフェラテはミルクが甘くて本当においしい。幸せな気分になります。
前述の通り、最上位機種のエレッタ カプチーノ トップ(ECAM45760B)の場合は、自分で好みのスチームミルクを作れるため、本格的にこだわりたい人にオススメです。筆者のように自分好みのおいしいミルクメニューを簡単に飲みたいという人や、はじめて全自動コーヒーメーカーを買うという人には、今回のディナミカがちょうどよいかもしれません。
ちなみに、操作部に液晶パネルが付いているのはエレッタ カプチーノ トップ(ECAM45760B)とディナミカです。ラテクレマシステム搭載では、ほかに入門機種として「マグニフィカS カプチーノ スマート (ECAM23260SBN)」もありますが、こちらは液晶パネル非搭載です。