NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とBlue Prismは10月6日、同日からデジタルワーカーサービスの提供で協業すると発表した。協業を通じ、NTT Comのデータによる企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)に必要なすべての機能をワンストップで提供する「Smart Data Platform」(SDPF)のメニューとして「デジタルワーカー」のプラットフォームサービスの提供を、2020年度内に開始する。

  • 協業のイメージ

    協業のイメージ

デジタルワーカーとは、パソコン上で行う単純作業を自動化するRPA(Robotic Process Automation)の機能をベースに、画像から情報を抽出する認知 機能やAIによる文章理解、人とコミュニケーションができるチャットボットなどのインテリジェントな機能を加えたものとなり、高度で複雑な業務を自動で行うことが可能とし、業務における広範な領域でDXを推進することができるという。

新サービスは、Blue Prismのデジタルワーカーの作成・実行・管理を行うすべての機能をクラウド上で提供するほか、あらかじめ用意されているデジタルワーカーのスキルをクラウド上でオンデマンドに調達し、即座に利用することを可能としている。

また、SDPFを構成する機能の1つとして提供するため、NTT Comのプラットフォーム上でデジタルワーカーサービスを利用できることに加え、SDPFを構成するクラウド、データマネジメント、データインテグレーション、ストレージなど、さまざまな機能と組み合わせて利用することができる。

さらに、SDPFを構成するFlexible InterConnectと併用することで、クラウドやオンプレミスなどの複数の場所に存在するICTリソースに閉域網で接続することができるため、さまざまな業務システムを横断する複雑な業務を、高度なセキュリティを保ったまま遂行することが可能としている。

今後、両社はデジタルワーカーの普及・浸透に向けて、共同によるマーケティング、プロモーション活動、各種セミナーなどを実施し、企業におけるDX推進を支援していく考えだ。