Razerは、同社ゲーミングデバイスのマウス、キーボード、ヘッドホンの主力製品に、Razer HyperSpeed Wireless技術を搭載して無線化した製品を一挙に発表した。ゲーミングマウスの「Razer DeathAdder V2 Pro」、ゲーミングキーボードの「Razer BlackWidow V3 Pro」、ゲーミングヘッドセットの「Razer BlackShark V2 Pro」をラインナップする。
マウスは14,527円(税別)で、ヘッドセットは20,891円(税別)。いずれも10月7日から発売する。キーボードも国内販売は決定しているが、発売日と価格は未定。
Razer HyperSpeed Wirelessは、同社のゲーミングワイヤレスマウスに搭載されてきた2.4GHz帯のワイヤレス接続機能。データプロトコルの最適化を行うことで他社よりも25%高速だとしており、デバイスとPC間の送信速度を短縮。超高速無線周波数を使用して処理速度を向上し、極めて低いレイテンシーと安定した接続を提供するという。
ゲーミングマウスのワイヤレスモデルとして、Razer DeathAdder V2 Proが発売予定。2006年の販売開始以来、1,000万台以上の世界累計販売台数誇るDeathAdderシリーズを象徴するゲーミングマウスに、Razer HyperSpeed Wirelessを搭載して無線化したモデルとなる。
接続モードは最大120時間使用できる「Bluetooth接続モード」と、最大70時間使用できる「Razer HyperSpeed Wireless接続モード」の2モードから切り替えられる。また、第2世代Razerオプティカルマウススイッチを搭載してタクタイル感を向上し、約7,000万回の耐クリック回数を実現。
ユーティリティソフト「Razer Synapse 3」に対応してオンボードメモリへのプロファイル保存、キーアサイン設定、マクロやライティングのカスタマイズをサポートする。バッテリー充電はRazer Speedflexケーブル接続の他、後日発売予定のRGBチャージングドック「Razer Mouse Dock Chroma」にも対応する。重さは88g。
Razer BlackWidow V3 Proは、同社初となるワイヤレスゲーミングキーボード。ワイヤレス接続方式にマウス同様、HyperSpeed Wireless Technologyを採用する。配列は日本語と英語から選択でき、それぞれにクリック感の強いRazerグリーンメカニカルスイッチと、静音性を強化したRazerイエローメカニカルスイッチを用意する。
約8,000万回の打鍵に耐えるスイッチには新しいクリアハウジングを採用し、RGBライティングの輝度を強化。Razer Synapse 3でイルミネーション「Razer Chroma RGB」をカスタマイズできる。キーキャップにはラベル印字が摩耗しにくいダブルショットABSを使用する。
BlackShark V2 Proは、有線ゲーミングヘッドセット「BlackShark V2」をRazer HyperSpeed Wirelessの搭載で無線化した製品。マイクハウジングを一新して取り外し可能なRazer HyperClearスーパーカーディオイドマイクを搭載し、高い指向性で周辺音を遮断し、より声を忠実に伝達するという。
Razer TriForceチタン50mmドライバーに新しくスピーカーチャンバーを搭載。クリアでより深みのある中音域と、パワフルなベースを再現。さらにTHX Spatial Audioに対応し、高精度の立体音響を実現する次世代のサラウンドサウンドを体験可能。
耳を完全に覆う密閉型で、イヤーカップは通気性を確保したメモリーフォームイヤークッションを採用。重さは約320g。