TISは9月28日、企業の迅速なRPA全社展開を支援する自社サービス「UiPathのRPA業務自動化ソリューション」の3カテゴリー「発見」「高度利用・システム連携」「集中管理」に9種の新メニューを追加し、一部メニューをオンライン対応すると発表した。同社では、今後2年間で200社への提供を目指す。

同ソリューションは、業務の効率化や生産性向上に向けて、RPAを全社で活用したい企業をトータルでサポートする一連のサービス群。今回の新メニューの追加により、自動化可能な業務を漏れなく効率よく発見、より広範囲な業務を高度に自動化、自動化した業務を容易に集中管理することが可能となるほか、昨今のコロナ禍の状況を踏まえ、各サービスメニューをオンラインで利用できるよう対応した。

  • 「UiPathのRPA業務自動化ソリューション」の概要

    「UiPathのRPA業務自動化ソリューション」の概要

発見カテゴリーの新メニュー

発見カテゴリーは、従業員からの意見ベース「意見収集基盤サービス」、PCの操作ログベース「作業手順分析サービス」、ERPなどのログベース「業務プロセス分析サービス」3つの業務発見アプローチのメニューを追加し、従来のヒアリングによる業務選定では発見できなかった業務を効率的に選定を可能としている。

意見収集基盤サービスは、「UiPath Automation Hub」と「UiPath Task Capture」を活用し、RPA化候補業務の効率的な収集ができ、従来はヒアリングやディスカッションベースでの意見収集・業務選定が主流だったが、これをシステム化・ポータル形式で運用することで、広範囲・継続的にRPA化候補業務の収集を可能とし、標準初期設定、活用ガイド、説明までセットで提供する。

作業手順分析サービスは、UiPathの製品群と親和性が高い、タスクマイニングツール「MeeCap」を活用し、作業者のPC作業を統計的に分析し、業務の偏り・手戻り・不適切なアサイン・割り込みなどの改善ポイントを抽出することが可能としており、スポットでの改善と定着化支援をセットにしたメニューを準備。

業務プロセス分析サービスは、「UiPath Process Mining」を活用し、特定の業務プロセスのボトルネックやイレギュラー処理、担当者間での作業差異などの分析ができ、複数の部門やチームにまたがる複雑な業務プロセスの分析に向いており、全体的な観点から最適化が可能。製品活用で必要なシステム構築・データ連携/前処理・可視化・分析の全てのステップをワンストップで提供する。

高度利用・システム連携カテゴリーの新メニュー

高度利用・システム連携カテゴリーは、人、ロボット、AIの混在ワークフローにも対応し、既存のOCR、チャットボットなどと連携可能な「AI連携サービス」「人・ロボ連携サービス」メニューを追加し、ロボット処理と人による確認・承認の処理を効率的に連携することで、処理漏れ、チェック作業の効率化、待ち時間の短縮などが図れるという。

AI連携サービスは「UiPath AI Fabric」を導入し、機械学習(ML)モデルをRPA内で活用・管理することで、AIとRPAをシームレスに連携したシステムをトータルで提案する。人・ロボ連携サービスは「UiPath Action Center」を活用し、RPAフローに人による承認行為を含めることが可能なサービス。承認を待つ間、RPAは他の処理を行うことができ、RPAと人が作業を分担しながら、業務の効率的な処理が可能になり、UiPath Action Centerを活用したオリジナルテンプレートと活用ガイドをセットで提供する。

集中管理カテゴリーの新メニュー

集中管理カテゴリーは、クラウド利用で集中管理のハードルを下げ、RPA導入効果の実績把握までサポートする「実績計測サービス」「iPath Automation Cloud(クラウド版Orchestrator)導入サービス」「UiPath Orchestrator構築サービス(強化)」「RPA管理統制基盤(強化)」のメニューを追加したほか、独自の設定テンプレートや提供形態の拡張により、ニーズに合わせた支援を行う。

実績計測サービスは、RPAの各ロボットやワークフロー、スケジュール、成功失敗などの稼働実績の可視化が可能な「UiPath Insights」を導入できるサービス。UiPath Automation Cloud導入サービスは、従来のUiPath Orchestratorはオンプレミス版だったが、同サービスでUiPath Orchestratorのクラウド版を利用することができるようになり、クラウド版の利用で構築や運用にかかる工数を軽減して同様の管理を実現でき、UiPathの当該ライセンスにTISのOrchestrator初期設定支援を組み合わせて提供する。

UiPath Orchestrator構築サービスは、部門単位での管理に対応したTIS標準設定テンプレートをベースに、分かりやすくクイックな構築が可能。RPA管理統制基盤は既存のRPA管理統制基盤サービスでセット提供している「基盤+UiPath Orchestrator運用」のノウハウを活かし、すでにクラウド環境上のUiPath Orchestrator基盤をのユーザーも活用できるよう「UiPath Orchestrator運用のみ」の提供も開始するほか、基盤は複数のパブリッククラウドに対応を可能としている。