普段使いでも便利なハイエンドスマートフォン

ROG Phone 3はスマートフォンとしてゲーミングに特化していますが、それだけではありません。大きく重いボディですが、大画面、大容量バッテリーのハイエンドスマートフォンとしても優秀です。

リフレッシュレートが高いので、素早いフリックでも画面の乱れが抑えられ、コンテンツが観やすいという点は見逃せません。色再現性も高く、動画や写真の視聴にも適しており、普段使いでも便利な機能が多く搭載されています。またゲーム以外でも、長時間の動画視聴にAeroActive Cooler 3が役立つかもしれません。

ちなみにAeroActive Cooler 3は動画撮影時にも使えるかと思いましたが、さすがにファン音が入るためか、動画撮影時には自動オフになるようです。ただ、排熱処理そのものが優秀なため、比較的長時間の連続動画撮影ができそうです。さすがに8K動画撮影ともなると本体はかなりの熱を持ちますが、仮に発熱のためカメラが停止されても、ファンがフルパワーで回転して早期の復帰を目指してくれます。

撮影に使う背面カメラは、ソニー製IMX686センサーをメインカメラに搭載したトリプルカメラ。有効画素数6,400万画素、ピクセルサイズ1.6μm、カメラのF値はF1.8と十分なスペック。1,300万画素の広角カメラと500万画素のマクロカメラも装備し、インカメラは2,400万画素です。動画は8K動画の撮影まで対応しています。

  • カメラはトリプルカメラ。左から順にメイン6,400万画素、サブ1,300万画素広角、サブ500万画素マクロ

通信面では新たに5Gに対応しました。対応バンドはn1 / n2 / n3 / n5 / n28 / n41 / n66 / n71 / n77 / 78 / n79と多く、日本の周波数帯もカバーしていますので、今後、5Gによる新たなゲーム体験が実現されることも期待できます。

ハイエンドスマートフォンとして求められる機能を実現しつつ、ゲーミングスマートフォンとしても高レベルの機能を搭載したROG Phone 3。背面のLEDが明滅するド派手なスタイルはゲーミングスマートフォンならではですが、逆に言えば一般的なスマートフォンにはないデザインともいえます。

選択肢も増えてきたゲーミングスマートフォンとしても、独自スタイルのハイエンドスマートフォンとしても、ゲーマーはもちろん、動画を扱う場合にも有効なスマートフォンになりそうです。

ROG Phone 3のスペック

  • プロセッサ:Qualcomm Snapdragon 865 Plus (オクタコア)
  • メインメモリ:12GBまたは16GB
  • ストレージ:512GB(UFS 3.1)
  • ディスプレイ:6.59型ワイド AMOLEDディスプレイ 2,340×1,080ドット(フルHD+)
  • アウトカメラ:メイン6,400万画素、サブ1,300万画素広角、サブ500万画素マクロ
  • インカメラ:2,400万画素
  • 無線LAN:Wi-Fi 6(IEEE802.11a / b / g / n / ac / ax)
  • Bluetooth:5.1
  • 5G:n1 / n2 / n3 / n5 / n28 / n41 / n66 / n71 / n77 / 78 / n79
  • FDD-LTE:B1 / B2 / B3 / B4 / B5 / B7 / B8 / B12 / B13 / B17 / B18 / B19 / B20 / B25 / B26 / B28 / B29 / B30 / B32 / B66 / B71
  • TD-LTE:B34 / B38 / B39 / B40 / B41 / B42 / B48
  • バッテリー容量:6,000mAh
  • バッテリー駆動時間・Wi-Fi通信時:約15時間、モバイル通信時:約14時間(LTE時) / 8.5時間(5G時)
  • プラットフォーム:Android 10.0(ROG UI)
  • サイズ:W78×D9.85×171mm
  • 重量:約240g
  • カラーバリエーション:ブラックグレア