Apple ID確認コードとは、Appleのサービスにサインインを試みたデバイスがあるとき、同じApple IDでサインイン済の端末に通知される6桁の数値のことです。サインインを試みたデバイスにはApple ID確認コードの入力を求めるダイアログが表示されるので、そこに6桁の数値を入力すると「2ファクタ認証」が完了し、そのデバイスにサインインが許可されます。

たとえば、共通のApple IDでiCloudにサインインしているiPhoneとMacがあるとき、MacのWEBブラウザでiCloud.comにサインインしようとすると、サインインを要求しているデバイスがある旨iPhoneへただちに通知され、そこで許可されれば6桁の数字が表示されます。iPhoneとMacの所有者が同一人物または近しい関係でないかぎり6桁の数字は知りようがないので、安全性を確保できるというわけです。

しかし、熱心なAppleファンがiPhoneとMacの2台構成というわけもなく、MacやiPadを複数持っている可能性は大いにあります。共通のApple IDでiCloudにサインインするほうがアプリの状態が同期されるなどメリットが大きいため、大半のユーザは1つのApple IDで多数のApple製デバイスをやり繰りしています。

その場合サインイン要求の通知はどうなるかというと、iCloudにサインインしているデバイスに対し一斉通知されます。同じ部屋に複数のMacやiPadがあるときiPhoneでiCloud.comへサインインを試みれば、ほぼ同時に通知が届くはずです。

Apple ID確認コードの受け取りにはiPhoneじゃなければダメということはありませんが、システム(iOSやmacOS)のバージョンなどいくつかの条件があります。『設定』→「Apple ID」の画面に表示されたデバイスをタップし、「このデバイスは信頼できるデバイスとして、Apple ID確認コードの受信に使用できます」と表示されていれば、Apple ID確認コードを受け取れますよ。

  • 「Apple ID確認コード」を受け取るにはiPhoneじゃなければダメですか??

    自分のMacやiPadでも「Apple ID確認コード」を受け取れます