ソニーは、明暗部の表現力を高めたネイティブ4K解像度のHDR対応SXRDプロジェクター2機種を9月18日より順次発売する。発売日と店頭価格(税別)は、レーザー光源の「VPL-VW775」が9月18日で135万円前後、高輝度ランプを備えた「VPL-VW575」は10月9日で80万円前後を見込む。

  • alt

    VPL-VW775

4Kホームシアタープロジェクター「VPL-VW745」(2017年発売)と「VPL-VW555」(2018年発売)の後継モデル。VPL-VW575はブラックとプレミアムホワイトの2色を用意する。

  • alt

    VPL-VW575(ブラック)

どちらもLSIを刷新し、新たに「ダイナミックHDRエンハンサー」を搭載したことで明暗部の表現力を強化。「デジタルフォーカスオプティマイザー(DFO)」も追加し、画質を高めている。なお、これらの新機能は新LSIによって実現しており、従来機種にソフトウェアアップグレードで追加することはできないという。

ソニー独自の4K/4,096×2,160ドット SXRDパネルを搭載し、18Gbps対応のHDMI入力により4K/60pのHDR信号入力ができる点などは従来機種と共通だ。明るさはVW775が2,000ルーメン、VW575が1,800ルーメン。

  • alt

    VPL-VW575(プレミアムホワイト)

一般的に、パネルに光を反射させて投写するプロジェクターでは、シーン内に明部と暗部が混在するとき、明部を重視すると暗部が浮き、暗部を重視すると明部が沈む傾向がある。

VW775/VW575は、新LSIによってダイナミックHDRエンハンサーが利用可能になり、フレームごとにダイナミックレンジを調整。明るいところはより明るく輝かせ、アイリスをよりダイナミックに制御し暗部を沈ませる処理を行う。さらに上位機種のVW775では、デュアルコントラストコントロールによるレーザー光源の調整とアイリス連動を進化させ、黒をより沈みこませながら明部を輝かせる。これにより、HDRコンテンツの表現を崩さず、最適なコントラストを提供するという。

  • alt

    ダイナミックHDRエンハンサーの利用イメージ。左が元の画像、右が機能オン時で、太陽のコロナやフレアの輝きや宇宙の暗部の沈み込みが最適化されている

VW575は、VW775にも搭載しているデジタルフォーカスオプティマイザー(DFO)をランプ機で初めて搭載。周辺部を含む全体の精彩感を向上させている。DFOはデジタル処理でMTF(Modulation Transfer Function/レンズ性能を評価する指標のひとつ)を向上させる機能で、レンズの収差を画面上の座標と画質のパターンから最適化するもの。

VW775/VW575のフロントレンズはガラス同等の画質を実現したプラスチック素材を採用しており、DFOを組み合わせることでさらなる画質向上を追求し、理想的な4K映像を提供するという。