パナソニックは、シンプルなキュービックデザインが特長のななめドラム洗濯乾燥機「Cuble(キューブル)」の新モデル「NA-VG2500L」ほか4機種を発売する。

発売日は2020年11月1日。オープンプライスで、市場想定価格は「NA-VG2500L」(左開き)/NA-VG2500R(右開き)は320,000円前後、NA-VG1500L(左開き)/NA-VG1500R(右開き)は310,000円前後(いずれも税別)。

  • 「Cuble」新モデルの設置イメージ

    「Cuble」新モデルの設置イメージ

新機能「2度洗い」モードは、2020年10月1日に発売する「ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VX900BL」に搭載したものと同様の機能。Cubleシリーズへの搭載は初めてだ。

2度洗いモードでは、予洗いで汚れを衣類から剥がして排水した後、きれいな洗浄液で本洗いを行うことで汚れ移りを抑える。洗剤の自動投入機能によって適切なタイミングで途中から洗剤を入れられることから実現した。パナソニックは2度洗いモードの利用シーンとして、泥汚れや皮脂、汗汚れが気になるとき、汚れた衣類ときれいな衣類の分け洗いができないときなどを挙げている。

  • 黒ずみの主な要因(左)、「2度洗い」モードの洗い工程(右)

    黒ずみの主な要因(左)、「2度洗い」モードの洗い工程(右)

ドラム式は縦型と比べて水の使用量が少なく節水になる一方、その構造上汚れ移りが発生することもある。パナソニックの調査でも洗濯物への色移りを気にする声があったということで、2度洗いモードの搭載でユーザーの不満点を解消する狙いだ。

また、毛布コースを機能向上させた「約40℃毛布」コースを搭載。通常の毛布コースの約1.5倍の洗剤と40℃のお湯を用い、皮脂汚れを除去すると共に匂いも落とす。

  • 「約40℃毛布」コースの洗濯行程イメージ(左)、「約40℃毛布」コース洗濯後の臭気強度(VG2500の場合)(右)

    「約40℃毛布」コースの洗濯行程イメージ(左)、「約40℃毛布」コース洗濯後の臭気強度(VG2500の場合)(右)

定期的な洗濯槽の清掃を促すため、月1回の槽洗浄のタイミングをお知らせする機能も搭載。洗濯槽の手入れを行う目安である「洗濯回数約1カ月相当」の使用回数に達すると、操作パネルにサインを表示する。

サイン表示後は、洗浄剤が必要ない「約60℃槽カビクリーン」コース、もしくは衣類用の塩素系漂白剤を使う「槽洗浄/約30℃槽洗浄」コースで洗濯槽の手入れを行うことで、洗濯槽の黒カビの発生を抑え清潔な状態を保てるという。各槽の汚れが気になる時には、循環ジェットシャワーと遠心力水流で、ドラム槽と外槽を約5分ですすぐ「サッと槽すすぎ」コースを推奨している。

本体サイズと重さについて、NA-VG2500L(左開き)、NA-VG2500R(右開き)、NA-VG1500L(左開き)、NA-VG1500R(右開き)すべて共通で、幅600×奥行665×高さ998mm、重さは74kg。容量も共通で洗濯・脱水10.0kg/乾燥5.0kgとなっている。

  • NA-VG2500、NA-VG1500比較表

    NA-VG2500、NA-VG1500比較表

NA-VG2500L・R、NA-VG1500L・Rのほか、洗剤の自動投入および「2度洗い」コースは非搭載ながら、奥行きを小さくしてマンションにも設置しやすいサイズとした「NA-VG750L・R」を同時発売する。本体サイズは幅600×奥行600×高さ998mm、容量は洗濯・脱水7.0kg/乾燥3.5kg。オープンプライスで、市場想定価格は250,000円前後(税別)。

なお、10月31日までに新モデルのCubleを予約購入した人に対して、購入金額から10,000円をキャッシュバックするキャンペーンを実施している。キャッシュバック分は郵便為替にて送付され、発送は応募から約4~5週間後となる。応募方法など詳細はキャンペーン特設ページにて。