タカラトミーは8月31日、キッズパソコン「スキルアップ タブレットパソコン スピカノート」を発表した。価格は18,000円(税別)。10月1日に玩具専門店や量販店、直販の「タカラトミーモール」を含むECサイトなどで販売を開始する。
70種類のアプリと、145種類の豊富なメニューを備えた、5インチ画面のキッズ向けタブレット。「謎解き」を制作するクリエイターとしても活躍する松丸亮吾氏が監修した「東大松丸式ナゾトキアドベンチャー」、ECC英語が監修した英語学習アプリのほか、マイクロソフトが監修したパソコンスキルアプリなどを内蔵する。
マイクロソフト監修のパソコンスキルアプリは、Word、Excel、PowerPointのそれぞれの特徴が体験できるもの。例えばWord(文章入力)の体験としてはグリーティングカードや日記が作成できるアプリが用意されている。また、Excel(表計算)の体験としてはグラフゲームや時間割の作成、PowerPoint(プレゼンテーション)の体験としては、名刺や観察日記、プロフィールの作成が行える。
このほか、キャラクターや動きの速さなどを設定できる8種類のゲームを制作できるゲームプログラミング機能、本体のインカメラ・アウトカメラで写真や動画を撮影し、デコレーションしたりフレームを付けたりできるカメラ機能(写真/動画)も搭載する。
一部アプリでは、作成データをJPEG画像で保存でき、microSDカードへの書き出しも可能だ。なお、本体にはWi-Fiなどの通信機能は搭載されない。
本体サイズはW220×H162×D34mm。電源は充電池式で、バッテリー駆動時間は約3時間。一定の時間、無操作状態が続くとスリープ/電源オフにするオートオフ機能も備える。付属品はタッチペンや充電用USBケーブル(Type-A - miniB)、取扱説明書、保証書など。専用ACアダプターは別売。
対象年齢は6歳以上で、タカラトミーは6~9才ころの利用を推奨している。開発にあたっては、教育環境のIT化により子どもがPCを使用する機会が増えたこと、またテレワークの拡大で、自宅で仕事をする家族を見てPCに興味を持つ子どもが増えていることを背景に、PCの機能を理解し、スキルの基礎を身に付けられるよう、子どもに親しみやすい仕様にしたとしている。