米太平洋夏時間(PDT)の8月24日午前5時(日本時間: 24日午後9時)ごろから米国や欧州でZoomのサービス障害が発生、一部でWebサイト(zoom.us)、ミーティングやビデオウェビナーが利用できない状態になった。

同社は午前5時51分(PDT)にステータスページでサービス障害を報告。6時50分(PDT)に障害の原因を特定したとし、復旧のためにクラウド全体を更新。10時10分(同)にサービスを完全に回復させた。

  • Zoomサービス障害の分布マップ

    24日午前にDowndetectorに報告されたZoomサービス障害の分布マップ

サービスが復旧した時点で障害の原因は明らかにしていない。米国では月曜の午前(米東部は午前8時〜午後1時)というビデオ会議がよく利用される時間帯であり、また24日は多くの学校が新学年度の初日だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、米国では多くの学校が完全オンライン授業またはハイブリッド方式を採用している。多くのユーザーがサービス障害の影響を受け、24日のNASDAQ市場においてZoom株は下落で始まった。