アプリをインストールすると、そのアイコンがホーム画面に追加されます。アプリの数に比例してアイコンの数が増え、ページに収まりきらなくなると新規ページが作成されます。ページ数が増えれば目的のアプリを探す手間が増すため、iPhoneの快適な操作という点ではマイナス要素になりかねません。
「フォルダ」は、ホーム画面の整理整頓を目的に用意された機能です。作成方法はシンプルそのもの、適当なアプリアイコンを長押ししたうえで、ドラッグして他のアイコンへ重ねるだけ。そうすれば、「仕事効率化」や「教育」といった名前のフォルダが作成され、そこにドラッグした/重ねられたアプリアイコンが格納されます。
作成されるフォルダの命名ルールですが、ドラッグしたアプリのApp Storeにおける分類に従います。スケジュール管理アプリ(カテゴリは仕事効率化)を音楽関連アプリ(カテゴリはミュージック)に重ねると、フォルダ名は「仕事効率化」になります。その反対に、音楽関連アプリをスケジュール管理アプリに重ねると、「ミュージック」フォルダが作成されます。
アプリが属すカテゴリは、App Storeアプリで対象アプリの詳細ページを開き、「カテゴリ」欄で確認できます。ただし、「ヘルスケア/フィットネス」のようにカテゴリ名が長い場合は、自動作成のフォルダ名として使われず、フォルダ名は単なる「フォルダ」とされてしまいます。
このような命名ルールがあるiOSのフォルダですが、それほど気にする必要はありません。作成したフォルダアイコンを長押しし、現れたメニューで「名称変更」をタップすれば、自由にフォルダ名を設定することができますよ。