おいしい肉料理が簡単に! お手軽低温調理
蒸しトレイになったことで、低温調理が便利になりました。低温調理は、食材が硬くならない温度帯(肉類なら50℃~65℃くらい)を保持しながら加熱することで、ジューシーで柔らかい仕上がりを実現する調理法のこと。
東洋大学食環境科学部の露久保美夏先生は、低温料理について「コンロを使って温度を管理しながら加熱するのは難しく、きめ細かい温度コントロールができるホットクックが得意なメニューです」とコメントしています。
ホットクックは、温度センサーと蒸気センサーという2つのセンサーを備えており、絶妙な火加減をコントロールします。シャープは「匠のとろ火」と呼んでいますが、このきめ細かい温度管理が、煮込み料理だけでなく、低温調理も上手に仕上げるというわけです。
低温調理で「サラダチキン」
低温調理メニューを使って、実際に「サラダチキン」をつくってみました。材料は、鶏のむね肉、塩、オリーブオイル、好みでハーブミックスを使います。
食材をファスナー付きの食品保存袋に入れたあと、ホットクックの内鍋にセット。水を内鍋の水位MAXラインまで入れます。このままだと袋が浮き上がって蒸気口をふさいでしまい、吹きこぼれることがあるのですが、それを解決するのが蒸しトレイ。食材の上に蒸しトレイをセットすれば、袋が浮き上がらないため安心です。
あとは低温調理のメニューを選んでスタート。調理時間と温度はおまかせです。300gの鶏むね肉で調理時間は約70分、調理温度は71℃です。
ちなみに、ホットクック付属のメニュー集によると、ローストビーフの場合は牛赤身かたまり肉(厚み6cm以下)600gで調理温度57℃、調理時間は約3時間15分、ローストポークの場合は豚肩ロースかたまり肉(厚み6cm以下)600gで調理温度65℃、調理時間は約2時間です。
サラダチキンの食材準備は10分もかからないくらい。あとはホットクックにまかせて、できあがった食材を休ませればサラダチキンの完成です。しっとり柔らかくて大満足。そのまま食べてもおいしいですし、ラーメンのトッピングやサラダの具としても使えて、大活躍してくれます。
低温調理は、温度管理が難しいと聞いていたのでなかなか手が出せなかったのですが、これなら気軽につくれそう。おかずのバリエーションが広がりますね。