オリンパスは8月4日、マイクロフォーサーズ用の交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」を発表した。35mm判換算で200-800mm相当の焦点距離をカバーする超望遠ズームレンズで、テレコンバーターの併用で最大1600mm相当の超望遠撮影が可能。超望遠タイプながら、重量は1,120gとコンパクトな設計とした。野鳥などの野生動物や航空機などの撮影を手軽に楽しみたい人に売り込む。

希望小売価格は税込み198,000円で、実売価格は税込み158,000円前後。発売日は9月11日の予定。

  • オリンパスが発表したマイクロフォーサーズ対応の超望遠ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS」

4倍のズーム比を持つ超望遠ズームレンズ。1.4倍のテレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter MC-14」と2倍のテレコンバーター「M.ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter MC-20」に対応しており、2倍テレコンバーターを併用すると最大1600mm相当の超望遠撮影が可能。ズーム全域で最短撮影距離が1.3mと短く、最大撮影倍率が0.57倍と高いので、昆虫や花などの小さな被写体も大きく写すテレマクロ撮影も可能。

  • 側面に各種スイッチ類を配置。三脚座は標準装備となる

  • レンズ構成

レンズ内手ブレ補正機構は3段分相当で、ボディー内5軸手ぶれ補正機構と協調する5軸シンクロ手ぶれ補正には対応していない。PROシリーズと同等の防塵・防滴性能を備える。

  • 高性能ミラーレス「OM-D E-M1 Mark III」に装着したところ。5軸シンクロ手ぶれ補正には残念ながら対応しない

  • 上位のPROシリーズと同等の防塵・防滴性能を備える

フィルターサイズは72mmで、最大径は86.4mm、全長は205.7mm、重さは約1,120g(本体のみ)、約1,325g(三脚座含む)。