Zホールディングス(以下、ZHD)、およびZフィナンシャル(以下、ZF)は、ZHD傘下またはZHDが出資する金融事業会社6社の社名とサービス名を「PayPay」ブランドに統一する。名称の変更は、2020年以降順次行われる。

ZHD傘下のヤフーが出資するPayPayは、累計ユーザー数が3,000万人(2020年6月時点)を超える主要なスマホ決済サービスの1つ。ヤフーは自社のオンラインサービスにPayPay決済を導入したり、オンラインモール「PayPayモール」を立ち上げたりするなど、PayPayと連携してコマース事業を強化している。

今回、銀行やクレジットカード、保険など、ZHD傘下もしくはZHDが出資する金融事業のサービスに関し、PayPayとの連携を強化することで事業の成長を見込むほか、わかりやすい名称とすることで「ユーザーに親しみをもってサービスを利用してもらいたい」という意図から、社名、サービス名を「PayPay」ブランドに統一する。

対象となるのは、「Yahoo! JAPANカード」(ワイジェイカード株式会社)、「ジャパンネット銀行(株式会社ジャパンネット銀行)、「One Tap BUY」(株式会社One Tap BUY)、「Yahoo!保険」(ワイズ・インシュアランス株式会社)、「YJFX!」(ワイジェイFX株式会社)、「Yjam」(アストマックス投信投資顧問株式会社)の6社の金融サービス。

クレジットカードではYahoo! JAPANカードに加えて新たに「PayPayカード」がリリースされたり、ジャパンネット銀行が「PayPay銀行」となったりするなど、いずれも社名、サービス名に「PayPay」の文字が加わる。なお、Yahoo! JAPANカードは継続提供のため、すでに所持するユーザーはそのまま使え、変更の手続きなどは発生しないという。また、Yahoo! JAPANカードの新規受付も継続する予定。

変更は2020年秋以降順次。株主総会での承認や、所管官公庁の許認可などが得られることを条件として実施される。

【お詫びと訂正】初出時、「Yahoo! JAPANカード」から「PayPayカード」に変更となる旨の記載がありましたが、正しくは変更ではなく、Yahoo! JAPANカードは継続した上で、PayPayカードが新たに追加されるため、該当箇所を修正しました。お詫びして訂正します。(2020年7月31日 20:00)