NRI(野村総合研究所)は7月31日、オフィスにおける新型コロナ感染対策を推進するため、AWS(アマゾン ウェブ サービス)の技術を活用し、個人情報の保護に配慮したAI画像解析ソリューション「NRI AI Camera」の提供を開始すると発表した。
同ソリューションは、執務エリアや会議室など、オフィス内における3密を回避するため、従業員が「マスクを着用しているか」「近接していないか」など、AIカメラが自動的に認識し、音声で注意を促すもの。
また、同ソリューションはAWSのAIおよびエッジコンピューティングのソリューション群である「Amazon SageMaker」と「AWS IoT Greengrass」を活用している。そのため、クラウドやサーバ上でのAI処理ではなく、端末に閉じた環境でAI処理を行うこと可能で、クラウドやサーバに個人情報が蓄積されることがなく、機微情報の漏洩リスクなどを最小化することができるという。
さらに、AIモデルなどのアップデートも遠隔から実施可能で、敷設後の維持管理はほぼリモートメンテナンスにより行えるという。
同社はすでに同ソリューションを会議室に導入しており、今後全オフィスへ展開する予定だ。