エムピートレーディングは、JPRiDE(ジェイピーライド)ブランドの新製品として、特許技術採用のダイナミック型ドライバーを搭載したカナル型(耳栓型)ハイブリッドイヤホン「1980 Blue MOON」と、ネックバンド型のMMCX対応Bluetoothアダプター「BTR-1」を7月31日に発売した。価格はオープンプライスで、店頭価格はイヤホンが16,800円前後、Bluetoothアダプターが6,800円前後を見込む。
JPRiDEブランドは、エムピートレーディングを創立した⻘山淳一氏によって日本発のオーディオブランドとして2013年に設立。音楽活動を志していた学生時代、ハイエンドオーディオ機器に手が届かなかったという体験から、低価格でもクオリティーとコストパフォーマンスの高い製品を手がけ、各ECサイトで販売実績を上げているという。
ハイブリッドイヤホン「1980 Blue MOON」
青いクリア素材の本体に、10.2mm径のフルレンジダイナミック型ドライバーと中高域用のバランスドアーマチュア(BA)ドライバーを搭載。「ユーザーにとって『ハイエンド・オーディオ 最初にして最後の一本』になることを目指して開発をスタートした」という。製品名は「once in a blue moon(滅多にない)」という慣用表現が由来。
1980 Blue MOONに搭載したダイナミック型ドライバーは、ひとつの振動板に対してコイルを通常の倍となる2つを配置した特許技術による特殊な構造を採用。2つのコイルがそれぞれ低音と高音を鳴らすように振動板に働きかけ、2ドライバー分の性能を1ドライバーで実現し、「一般的なダイナミック型ドライバー以上に豊かな低音と伸びやかな高音という、ワイドレンジでナチュラルなサウンドを再現する」としている。
イヤホン本体に高耐久仕様のMMCXコネクタを装備し、ケーブル着脱が可能。多くのハイエンドケーブルで採用されている、シルバーコーティングを施した4N OFC高純度カッパーケーブルを備えている。ケーブルの⻑さは約130cmで、入力は3.5mm ステレオミニ(アンバランス)。
周波数特性は20Hz〜40kHz、感度は93dB/mW、最大入力は5mW。インピーダンスは9Ω。S/M/Lの3サイズのシリコン製ラウンドタイプイヤーピースが付属する。
ネックバンド型Bluetoothアダプター「BTR-1」
上記の1980 Blue MOONなど、MMCXリケーブル対応のイヤホンと組み合わせて使うことを想定した製品。クアルコムのBluetoothチップ「QCC3034」を搭載し、Bluetooth 5.0に準拠。コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX HDをサポート。最大2台までのマルチペアリングとマルチポイント接続に対応する。
ネックバンド部にコントローラーとマイクを搭載し、音楽の再生停止や音量調整、着信の対応や通話など、基本的な操作は首元で行える。
連続再生時間は最大約10時間で、充電時間は約2時間。充電端子はmicro USB。ネックバンドの⻑さは約420mm、重さは約30g。専用メッシュポーチなどが付属する。
対応機種は1980 Blue MOONのほか、Shure SEシリーズやWestone W / UM PRO / AM PROシリーズ、ソニーXBA-Z5 / XBA-A 3 / XBA-A2 / XBA-H2、JVC HA-850など。