松竹グループの松竹ブロードキャスティングと東急は7月22日、BS放送への参入を発表。新たなBS放送局の2021年度開局に向け、放送法に基づく衛星基幹放送事業に関する合弁会社「BS松竹東急株式会社(BS松竹東急)」を同日に設立した。

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    松竹と東急がBS放送参入。2021年度開局に向けて新会社を設立

2021年度の開局に向け、松竹グループが持つ映画やドラマ、歌舞伎、舞台といったコンテンツと、渋谷など東急線沿線を中心に鉄道や商業施設など、多様な生活接点を持つ東急グループの強みをかけ合わせ、「幅広いジャンルで個性的な番組を制作し、新たな形のエンタテインメントの提供を目指す」としている。

BS松竹東急が提供するチャンネルの名称や放送番組の内容、開局時期などの詳細は決定次第、発表予定。

今回の発表に先立ち、松竹ブロードキャスティング(松竹BC)と東急は、総務省が2019年3月に公表した「BS放送等に係る衛星基幹放送の業務の認定申請」に関する公募に対し、同年5月に共同で参入申請。総合編成の無料放送事業者として、同年11月に総務省から認定を受けていた。

2社によって設立されたBS松竹東急の資本金は5億円(資本準備金含む)。株主は松竹BC(60%)と東急(40%)。