Xiaomiは7月15日、エントリークラスの新スマートフォン「Redmi 9」シリーズ3機種をグローバル発表した。2020年6月に中国で発表した製品のグローバル版で、エントリー向けでも「より大きい画面、より高い性能、よりよいカメラ」を詰め込んだとする。一部モデルを除き、同日からグローバル向けに提供開始。日本での販売は未定。
Xiaomiのスマートフォン製品は、Mi MIXシリーズやMiシリーズなどの「プレミアムフラッグシップ」、Mi NoteシリーズやMi Tシリーズなどの「フラッグシップ」、Redmi Noteシリーズの「ミッドレンジ」、Redmiシリーズの「エントリーレベル」にクラス分けされている。
今回グローバル版が発表されたRedmi 9シリーズ3機種は、「Redmi 9」「Redmi 9C」「Redmi 9A」の3機種。エントリーレベルに属する製品で、ディスプレイはいずれも6.53インチを採用する。
Redmi 9
Redmi 9は、同シリーズの中で最も上位の性能を備えたモデル。6.53インチ液晶で解像度はフルHD+(2,340×1,080ドット)。カラーはSunset Purple、Carbon Grey、Ocean Greenの3色を用意する。
カメラは背面中央に4レンズ、前面に1カメラ(ノッチ式)で、背面カメラは8MPの超広角、13MPのメイン、2MPの深度センサー、5MPのマクロという構成だ。撮影機能はポートレート、セルフィー、超広角、マクロなどを備え、手のひらでシャッターを切るPalm Shutterなども搭載する。
性能面では、プロセッサにMediaTekのHelio G80を採用。メモリは最大4GBまでとエントリースマホらしい設定だが、バッテリ容量は5,020mAhと大容量を備えた。デュアルSIMに加えmicorSDカードも挿せるスロット(計3スロット)を装備するほか、スマホ決済などに必要だとして、NFCも搭載している。
価格は、3GBメモリ+32GBストレージモデルが149ユーロ(約18,200円)から、4GBメモリ+64GBストレージモデルが169ユーロ(約26,500円)から。
Redmi 9C
Redmi 9Cは、同シリーズ中のミッドレンジ製品で、カメラのレンズ数やプロセッサなどがRedmi 9と比べてやや下回るモデル。カメラは3レンズ(13MPのメイン、2MPの深度センサー、2MPのマクロ)と1フラッシュを背面向かって左上に搭載している。プロセッサはMediaTekのHelio G35で、バッテリ容量は5,000mAh。カラーはTwilight Blue、Sunrise Orange、Midnight Grayの3色が用意される。
価格は、2GBメモリ+32GBストレージモデルが119ユーロ(約15,000円)から、3GBメモリ+64GBストレージモデルが139ユーロ(約17,000円)から。7月末に提供が開始される。
Redmi 9A
Redmi 9Aは、同シリーズ中では最もベーシックなモデル。ディスプレイは6.53インチだが、解像度は720×1,600ドットのHD+となる。カメラは背面に13MPのメインとフラッシュのみを搭載。プロセッサはMediaTek Helio G25で、バッテリ容量は5,000mAh。カラーはPeacock Green、Granite Grey、Sky Blueの3色。2GBメモリ+32GBストレージの1モデルが用意され、価格は99ユーロ(約12,100円)から。