MVNOを手がける日本通信は7月14日、新料金プラン「合理的な携帯料金プラン」を発表した。音声通話し放題と3GBのデータ通信が付きながら、月額2,480円(税別)の低価格としたのが特徴。ほかのMVNOも追従することは間違いないほか、大手キャリアも料金プランの見直しを迫られることになりそうだ。申し込みは7月15日の13時から受け付ける。

  • 多くのMVNOに先駆けて、日本通信が音声通話し放題の低料金プラン「合理的な携帯料金プラン」を発表した

通話し放題でも大手キャリアより4割安く この夏、魅力高まる格安スマホ」でリポートしたとおり、6月30日に日本通信がNTTドコモに支払う音声通話の回線利用料(音声卸料金)を引き下げることを総務大臣が妥当と判断した、という決定を受けて発表した新料金プラン。

今回発表した料金プランは、音声通話し放題と3GBのデータ通信が付いた「合理的な携帯料金プラン」1種類のみで、料金は月額2,480円(税別)。3GBを超えた場合は、1GBあたり250円(税別)で使った分の料金が自動適用される「おかわり課金方式」を採用する。大手キャリアで一般的な7GBを使った場合でも、月額3,480円で済む。上限の容量は自身で設定できるので、使いすぎる心配も防げる。

日本通信は「音声とデータのトータルで、大手携帯キャリアの半額以下の携帯料金を実現できました」としている。

日本通信以外のMVNOも同様の通話し放題プランに参入するのは間違いなく、MVNOの魅力が高まることになりそうだ。同時に、大手キャリアも料金プランの見直しを迫られるのは必至といえ、ケータイ料金は業界全体でいよいよ低価格化が進みそうだ。