東京都内を含む全国のアップルストアが6月3日、再オープンしました。3月下旬に一斉休業してから臨時閉店が続いてきましたが、待望の再開となります。店内には多くのスタッフが待機しているものの、一度に入店できる顧客の数を大幅に絞っており、アップルストアらしい賑やかな雰囲気を消した再オープンとなりました。

  • 6月3日に全国で再開したアップルストア

    6月3日に全国のアップルストアが再オープンしたが、お店の様子はこれまでとだいぶ異なっていた

6月3日に再開したのは銀座、京都、丸の内、心斎橋、川崎、新宿、渋谷、表参道の8店舗。営業時間は12~20時に短縮されています。入店にあたっては、咳や発熱などの症状がないかどうか、新型コロナウイルスの感染者と接触していないかなどの質問が寄せられるほか、店頭で検温も実施します。

  • 入店にあたって、自身の体調などについての質問があることが掲出されていた

  • 予約の有無を確認するとともに、体調面の聞き取りをするスタッフ

  • 検温は非接触タイプの体温計を用い、数秒で終了する

店内はこれまでと同様に多くの展示機が用意され、一見すると変化がないように感じますが、ソーシャルディスタンスをしっかり確保するお店づくりになっていました。店内の展示品コーナーには「2メートルの間隔を空けてお並びください」と書かれた札が置かれ、床には立ち位置の目安となるテープが張られています。

  • 店内の展示品はこれまで通りだが、人と2mの距離を置くよう求められている。展示品やテーブルなどの設備の消毒もまめに実施する

  • 床には、2mの目安となるテープが張られていた

さらに、店内に入店できる人数をかなり絞っているようにも見受けられました。旗艦店のApple 表参道では、来店予約をしている人としていない人で並ぶ列が分けられ、予約済みの人を優先して入店させていました。予約のない人は店内の客がある程度少なくなるまで列で待機しているようで、状況によってはしばらく待つ必要がありそう。もし来店するならば、事前の来店予約は必須といえます。

対面でしっかりとした購入相談をしたい、iPhone SEの購入に合わせて古い端末を下取りに出したい、といった理由がなければ、基本はオンラインで利用できるサービスを利用するのがベターだと感じました。

なお、アップルストアの再開に合わせ、新しいアップル製品を購入する際に利用できる下取りサービス「Apple Trade In」の金額が更新されました。iPhone 8は16,000円、iPhone 8 Plusは23,000円と、iPhoneはなかなか意欲的な下取り価格が設定されています。