ミドルレンジモデル「MatePad」

  • ミドルレンジモデルの「MatePad」

SIMフリーのLTEモデルも用意されたミドルレンジのMatePadは、上位のMatePad Proと比べて、スマートキーボードに非対応、M-Pencilの充電が付属ケーブル、といった点が異なります。SoCはKirin 810、メモリは3GB、ストレージは32GB、OSはAndroid 10.1ベースのEMUI 10.1.0を搭載。本体サイズは約幅245×高さ155×厚さ7.4mm、重さは約450g。ほか、ディスプレイが解像度2,000×1,200ドット、画面サイズが10.4インチ、輝度470nit、224ppiなども、上位のMatePad Proと違う部分です。

本体は、横持ちにしたとき上部中央ベゼル内にインカメラが収まる一般的なデザイン。インカメラはMatePad Proと同じ800万画素ですが、AFには対応していません。4スピーカーとHarman Kardon監修のチューニングは、MatePad Proと同等です。

バッテリーは7,250mAhで、充電はUSB Type-C経由の急速充電に対応。ワイヤレス充電や給電は非対応です。LTEモデルでは、下り最大262.5Mbps、上り最大50MbpsのLTE通信が可能です。

ソフトウェア面は、基本的にはMatePad Proと同等。マルチウィンドウやスマートフォン画面の投影、ファイルの転送などが可能です。GMS(Google Mobile Services)がなく、HMS(Huawei Mobile Services)のみということで、アプリの課題を抱えている点もMatePad Proと同様です。

  • MatePadのおもなスペック

安価でコンパクトな「MatePad T 8」

エントリー向けのコンパクトなMatePad T 8は、8インチ1,280×800ドットのディスプレイを採用。縦持ち時の横ベゼル幅を4.9mmに抑えたことで、80%の画面占有率を確保しながら、7インチクラスのサイズ感に収めています。

  • エントリーモデルの「MatePad T 8」

本体サイズは約幅121×高さ200×厚さ8.6mm、重さ約310g。SoCにはMediaTek MT8768を採用し、メモリは2GB、ストレージは16GB、OSはAndroid 10.1ベースのEMUI 10.0.1です。

メインカメラはAF対応の500万画素センサー、インカメラは200万画素センサー。バッテリーは約5,100mAhで、12時間の動画再生、12時間のWeb閲覧が可能としています。

ほかの2モデルも同様ですが、キッズモードに切り替えられます。あらかじめインストールされたレコーダー、カメラ、マルチメディア、お絵かきツールという4つのアプリがあり、ペアレンタルコントロールによって各種の制限を設定できるので、安心して子どもに渡せます。なお、M-Pencilやスマートキーボードには非対応です。

  • MatePad T 8のおもなスペック