ぷらっとホームは5月29日、インターネット接続が可能であればVPNを確立できるというVPNアプライアンスである「EasyBlocks PacketiX(パケティックス) VPN アプライアンス」を受注・販売開始した。

価格はオープンプライス、市場想定価格は小規模企業向けのStandard Editionが24万8000円から、中規模企業向けのProfessional Editionが34万8000円から、大規模企業向けのEnterprise Editionが74万8000円から。

  • 本体の外観

  • VPNの構築イメージ

PacketiX VPNプロトコルは、通常のHTTPS通信と同様の手順で通信を確立するため、既存のファイアウォールやプロキシサーバ、NATの大半を通過でき、管理者はファイアウォールに穴を開けたり、ルーターの設定変更したりせずに導入可能という。

またレイヤー2 (イーサネット)を仮想化するため、既存のネットワーク内にいるような感覚でプリンタ検索が可能など、イーサネットで扱える全プロトコルに対応しているとのこと。

加えてL2TP/IPsec にも対応しており、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンとのVPN接続も、専用ソフトウェアのインストールなしに接続が可能としている。

運用開始時には、Webインタフェースによるネットワークなどの基本設定やGUIツールからの設定により容易に設定可能といい、難解なマニュアル片手にコマンド入力で設定するような手順は無く、スムーズなサービスインを実現するという。

また、専用機器である同製品だけで、企業のシステム管理者やユーザーはVPNの導入に必要な機材をワンストップで調達可能となり、無駄なくVPNサービスを導入できるとしている。

同製品のラインナップは、30クライアント・1拠点接続に適用可能な小規模企業向けのStandard Edition、100クライアント・3拠点接続に適用可能な中規模企業向けのProfessional Edition、300クライアント・9拠点接続に適用可能な大規模企業向けのEnterprise Editionの3種類。