ソニーは5月20日、新しいコンパクトデジカメのティーザーサイトを開設しました。「すべてのVloggerのために、新しいコンセプトのコンパクトカメラが登場。」とキャッチコピーが記されており、Vlog(動画ブログ)向きの機能や装備を盛り込んだ動画重視の製品になると予想されます。

Webサイトには「2020.05.27(Wed)10:00」とも書かれており、5月27日の10時に正式発表されるとみられます。

  • ソニーが開設した新しいコンパクトデジカメのティーザーサイト。新製品らしきカメラのシルエットのみ掲出されている

大型マイク搭載で音質重視の設計か

Webサイトに掲載されたのは、新製品とみられるカメラのシルエット。上部には楕円形のふくらみがみられ、風防が取り付けられる高性能マイクを搭載している可能性があります。本体はかなり横長ですが、三脚の取り付け位置を考慮すると、自撮りに向くバリアングル液晶を備えているとみてよいでしょう。

ソニーは、2019年8月に発売した高画質コンパクトデジカメ「Cyber-shot DSC-RX100M7」を「プロレベルの動画撮影が手軽にできるVlog向きのカメラ」と位置づけ、手元で撮影やズームなどの操作ができるワイヤレス接続のシューティンググリップ「GP-VPT2BT」や有線接続の「VCT-SGR1」も用意するなど、Vlog需要の高まりを重視する姿勢を見せています。

  • 2019年に販売を開始した高画質コンパクトデジカメ「Cyber-shot DSC-RX100M7」。装着しているのは、有線タイプのシューティンググリップ「VCT-SGR1」

  • グリップ部分にシャッターボタンや動画撮影ボタン、ズームレバーを配置しており、自撮りの際はカメラに手を伸ばさずに操作できる

  • RX100M7は、スマートフォンでの再生に向く縦長の動画撮影にも対応する。この機能も受け継がれそうだ

これまでのカメラに対してVloggerが感じていた不満をどのように解決し、どのような新機能やデザインを盛り込んでくるのか、期待したいと思います。