ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2020年4月度)』の結果を発表した。なお調査は、17歳~69歳の男女1,100名を対象に実施した。

調査によると、EC利用経験者のうち、玄関などに商品を置いてもらい、非対面での受け取りができる「置き配」を知っている人は80.8%。そのうち、「置き配」を「利用したことがある」人は29.6%、「利用したことはないが、利用を検討している」人は31.0%、「利用したことはなく、利用の検討もしていない」人は38.1%だった。

  • 置き配利用者調査

    置き配を知っている人は全体の約8割

「置き配」利用経験者に、「置き配」で受け取ったことがある商品のジャンルを聞いたところ、最も多くの人から回答が挙がったのは「日用雑貨・消耗品」(53.7%)。次いで「書籍・DVD」(38.3%)、「ファッション」(29.0%)、「美容・コスメ」(26.5%)、「食品・食材」(25.9%)という結果になった(複数回答)。

また、「置き配」を知っている人に、ECで購入した商品の受け取りとして「置き配」を利用したくない商品のジャンルを挙げてもらったところ、「食品・食材」(55.1%)が最も多く、次いで「出前」(47.6%)、「家電・カメラ・AV機器」(47.3%)、「医薬品・サプリメント」(38.7%)という回答が得られた。

「置き配」利用経験者のうち、新型コロナウイルスの流行により、「置き配」利用が「増えた」人は29.0%、「やや増えた」人は32.1%で、あわせて61.1%が利用機会が増えたと回答。年代別に見てみると、10代(64.3%)、20代(77.1%)、30代(66.6%)、40代(43.4%)、50代(57.1%)、60代(40.9%)で、最も利用機会が増えたのは20代だった。一方、「変化はない」と答えた人は35.8%、「減った」人は0.6%、「やや減った」人は1.2%という結果になった。