2020年4月21日、KingstonのゲーミングブランドHyperXから新型のワイヤレスゲーミングヘッドセット「Cloud Stinger Core Wireless +7.1」が発売された。実売価格は9,980円とワイヤレスながら手頃な価格で、244gと軽量なので長時間の装着でも疲れにくいのが特徴と言える。ここでは、その使い勝手を紹介していこう。

なお、有線バージョンとなる「Cloud Stinger Core +7.1」も合わせて発売された。こちらの価格は5,980円だ。

  • Kingstonの「Cloud Stinger Core Wireless +7.1」。実売価格は9,980円

    Kingstonの「Cloud Stinger Core Wireless +7.1」。実売価格は9,980円

PS4やNintendo Switchでも使える

ワイヤレス接続には、付属のUSBレシーバーをUSBポートに取り付ける。無線は2.4GHz帯を使用し、最大20mまで通信が可能としている。バッテリー駆動は最大17時間。充電にはUSB Type-Cケーブルを使用する。なお、アナログ接続には対応していない。

筆者が試す限り、PCのほか、PS4やNintendo Switchでも使用可能だった。Nintendo Switch自体にはボイスチャット機能は用意されていないが、Nintendo Switch版のフォートナイトに搭載されているボイスチャット機能はCloud Stinger Core Wireless +7.1で問題なく利用できた。

  • 付属のUSBレシーバーを取り付けることでワイヤレス通信を行う

  • PS4でも利用が可能。PS4からは「HyperX Cloud Stinger Core Wireless +7.1」と認識される

  • Nintendo SwitchではUSB Type-CをType-Aに変換するアダプタを使用すれば、本体に直接レシーバーを装着可能。本体からはUSB接続のサウンドデバイスとして認識される

  • 左のイヤーパッドにはボリュームのダイヤルや電源ボタン、充電ケーブルを接続するType-Cポートも備える

  • バッテリー残量は側面のステータスLEDで確認できる。残量90~100%でグリーンに点灯、15~90%でグリーンに点滅、15%未満でレッドに点滅となる

ヘッドホンのドライバーには40mm径を採用。装着するとしっかりとホールドする。頭を動かしてもズレることはないだろう。イヤーパッドは柔らかく、通気性に優れた作りなので、長時間の装着でも蒸れにくいのはナイスだ。

  • 40mmのドライバーを採用。イヤーパッドは通気性が高い作りで蒸れにくい

複数のゲームや音楽で実際に使ってみたが、やや籠もった音ではあるが低音はしっかり鳴っている印象。さらに、銃声や足音、効果音などゲームにおいて重要な音はハッキリ聞こえる。ゲーミングヘッドセットらしいチューニングと言えるだろう。

マイクはノイズキャンセル仕様だ。取り外しはできないが、上げるとミュートに変更されるとシンプルな作りで使いやすい。マイクのケーブルは柔らかく、口元からの位置を調整しやすいのも便利だ。

  • マイクのケーブルは軟らかく調整しやすい

  • マイクを上げるとミュートに切り替わる

PCとの接続時には、Microsoft Storeで公開されているコントロールアプリの「HyperX NGENUITY」を使うことで、バーチャル7.1chサラウンドに対応できる。このアプリではバッテリ残量の確認やボリュームやマイクの音量調整も行える。

  • Microsoft Storeからダウンロードできる「HyperX NGENUITY」。7.1 SURROUND SOUNDを有効にするとバーチャル7.1chサラウンドを利用できる

ワイヤレスのゲーミングヘッドセットとしては低価格で、長時間の装着でも疲れない軽さが最大の魅力と言える。PCだけではなく、PS4やNintendo Switchでも利用可能。ケーブルから解放され、ゲームをプレイしたいと思っているなら注目してほしい。