iPhoneで撮影した複数の写真を大勢に見せたいときには、「共有アルバム」を作成しiCloud経由で公開すると効率的です。1つのアルバムには最大5,000点の写真を保管できますが、iCloudストレージの消費量としてカウントされないうえ、保存期限がないというメリットもあります。

共有アルバムを公開すると、iCloudに一意のアドレスが発行され(https://www.icloud.com/sharedalbum/#********)、WEBブラウザでアクセスして閲覧できるようになります。サインインの必要はなく、ユーザIDやパスワードを要求されることはありません。iPhoneか否かはもちろん、ハードウェアの違いやオペレーションシステムの違いにも影響を受けず、比較的新しいWEBブラウザであれば支障なく利用できます。

ただし、共有アルバムのビデオを表示したり、ほかの人の共有アルバムに写真/ビデオを投稿したり、コメントや「いいね!」を付けたりするためには、Apple IDが必要です。

さらに、iOS 7以降が動作するiPhone/iPad/iPod touch、OS X Mavericks 10.9以降が搭載されたMac、Apple TVソフトウェア 6.0以降がインストールされているApple TV(第2世代以降)、あるいはWindows版iCloudがインストール済でWindows 7以降が動作するパソコンも要求されます。

Androidスマートフォンを例にすると、アドレスさえ入手していれば、ChromeなどのWEBブラウザを利用して共有アルバムを閲覧できます。しかし、ほかの人の共有アルバムに写真/ビデオを投稿したり、コメントや「いいね!」を付けたりすることはできません。見ることはできるが参加できない一方通行のアルバム、と理解すればいいでしょう。

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