NHKは3月5日、東京オリンピック・パラリンピックの競技の中から、BS8Kで放送する主な中継予定種目を発表した。オリンピックは開会式・閉会式をはじめ、競泳、柔道、陸上など注目を集める7競技、パラリンピックは開会式・閉会式と競泳、陸上の4競技を中継する。いずれも8K映像と22.2chのサラウンド音声で放送し、パラリンピックの8K中継は初となる。

  • 東京オリンピックのNHK BS8K中継種目決定

    NHKの東京オリンピック・パラリンピック特設サイト

オリンピックとパラリンピックの開会式・閉会式については、8Kカメラを搭載したヘリコプターを活用し、国立競技場の上空からのライブ映像を放送する予定。8K映像をヘリコプターから生中継するのも初めての試みとなる。

7月24日のオリンピック開幕まで4カ月あまりとなり、新型コロナウイルス感染症の影響も懸念されている現状ではあるが、NHKでは「最高水準の放送・サービス」を視聴者に提供することを目標に準備中とのこと。「超高精細な画質で、アスリートの筋肉の細かい動きから、会場の隅々の様子までをとらえ、22.2チャンネルの音響で会場にいるかのような臨場感が楽しめる8Kでの放送を、ぜひお楽しみください」としている。

BS8Kで中継予定の種目の詳細は、NHKの東京オリンピック・パラリンピック特設サイトで紹介している