カシオのPRO TREK Smart「WSD-F30」はグーグルのWear OSを搭載するスマートウオッチです。発売から1年が経ってもアップデートを繰り返しながら進化を続けるアウトドアギアに、このほどウィンタースポーツが何倍も楽しくなるアプリが登場しました。

ウィンタースポーツといえば、マイナビニュース・デジタルの林編集長。若かりしころは冬の訪れとともに全国各地の雪山に出没し、ゲレンデのてっぺんから麓までカワサキの「Ninja」シリーズを彷彿とさせる爆速で駆け抜けるライトニングだったそうです。

今回、WSD-F30にスキーヤーたちを夢中にさせる新機能が追加されたスキー&スノーボードアプリ「Ski Tracks for CASIO」に、スキーヤーたちを夢中にさせる新機能をインストール。「また、ゲレンデが俺を呼んでいる……」。カシオからの吉報を受けて血のたぎりが抑えられない様子の林編集長に早朝から招集された取材チーム一同は、積雪好調な群馬県沼田市の「たんばらスキーパーク」を一路目指しました。

GPSを内蔵! バッテリー性能もタフなPRO TREK Smartの最新モデル

「WSD-F30」は、特にアウトドアで楽しむスポーツやレジャーを愛する方々には「これが一択」とおすすめしたくなるスマートウオッチです。シリーズのメインモデルとしては3世代目になります。屋外でも視認性の高い、カラー有機ELディスプレイを搭載した本体は、米軍の物資調達規格であるMILスペックに準拠する堅牢設計と、5気圧防水対応のタフネスを備えています。

  • 高い耐久性を誇るカシオのスマートウオッチ“PRO TREK Smart”「WSD-F30」は、ウィンタースポーツシーンでも大活躍してくれるアウトドアギアです

本体にGPS機能を内蔵したうえに、オフラインで使える地図がダウンロードできるので、例えばアウトドアでスキーや登山・トレッキングを楽しむときに、スマホを身に着けなくてもGPSと地図で現在位置をトラッキング。本体をフル充電にしておけば、GPS機能をオンにしたまま最大3日間の登山やトレッキング ができるモードも備えています。スタンドアロン機能を磨き抜いたスマートウオッチなのです。

スキー・スノボを滑った成果をアプリを使ってトラッキング

注目の機能強化が図られた「Ski Tracks for CASIO」は、イギリスのアプリベンダーであるCoreCodersが開発するスキー・スノーボードのアクティビティトラッカーです。

  • CoreCodersとカシオが共同でチューンアップしたWear OS版アプリ「Ski Tracks for CASIO」。Wi-Fiに接続したWSD-F30に直接ダウンロードして無料で利用できます。スマホ版アプリは有料です(Android版:99円 / iPhone版120円 2020年2月現在)

ベースになるアプリ「Ski Tracks」の歴史は古く、2009年にアップルがiPhone 3Gを発売した直後にiOS版がリリースされ、以後Android版も追加。現在は全世界で約360万人のアクティブユーザーが活用しています。スマホやスマートウオッチなど、ペアリングされている端末に内蔵するセンサーから取得したアクティビティ情報を、すばやく正確に読み取りながら細かなアクティビティ解析ができることから、トップアスリートにもSki Tracksのユーザーが多くいるそうです。

Wear OS用のアプリは「Ski Tracks for CASIO」として、カシオのPRO TREK Smartシリーズとベストマッチするように動作を最適化しています。GPSを内蔵するWSD-F30/F20/F21HRがおすすめの組み合わせです。

Ski Tracks for CASIOには世界約2,600件を超えるスキーリゾートのデータベースが収録されています。対応するWSDシリーズを手首に装着して、アプリを起動してから滑り始めると、WSDシリーズがリアルタイムに取得するデータを元にマップ上に移動経路と距離を表示したり、斜面を滑走した本数、高度の変化、最大スピードなどが画面上で見られるようになります。1日滑って蓄えたデータはペアリングしたスマホ側に入れた「Ski Tracks」アプリにアップロードして、より精度の高いグラフや地図が参照できます。

  • 「Ski Tracks for CASIO」アプリではスマートウオッチの画面上でスキー場のコースや滑走履歴が確認できます