titile=米デル、無駄な額縁を削ぎ落しまくった新「XPS 13」 - CES 2020

米ラスベガスで開催中のCES 2020で、Dellが新型ノートPC「New XPS 13」を発表した。昨年までのXPS 13も薄型かつ狭額縁でスマートなPCであったが、今年のNew XPS 13はさらにそれを推し進め、「ベストだったPCをさらにベターにした」という。New XPS 13は13.4型の画面を備えながら11型ノート級の本体サイズを実現している。

  • 新しくなった2020年の「XPS 13」

  • New XPS 13の天板と底面

4辺フレームレスデザインのコンセプトのもと、昨年までのXPSと比べて、New XPS 13では画面サイズを6.8%大きくしたが、本体の4辺サイズは2%小さくなった。画面は13.4型、表示比率16:10の3,840×2,400(または1,920×1,200)ドット液晶で、従来モデルから縦の画面表示が拡大したほか、輝度も25%増した。XPS史上、最薄・最軽量をうたい、重量は約1.2kg。

  • 左側が今年のNew XPS 13で、右側が昨年までのXPS 13

  • 画面の表示領域が縦に拡大し、ヒンジ付近のフレームがかなり削減された

  • キーボードもキーのサイズが大きく打ちやすくなり、横幅いっぱいまで詰まっている

  • 遠目ではちょっとわかりづらいが、奥側に従来モデル、手前側に新モデルを重ねてみた

  • 寄って見ると、手前側の新モデルの方がちょっとだけコンパクト

  • 下に従来モデル、上に新モデルで重ねて左右から見てみる。新モデルはアルミ素材が効果的に使われていてスタイリッシュ。ただ、Type-Cコネクタが1ポート減っていた

ブラックとシルバーを組みあわせたものと、ホワイトを基調としたものの2色の本体カラーを用意するが、カラーによりパームレスト部分の部材を変えており、前者ではカーボンファイバーを、後者では編み込みグラスファイバーを使っている。随所で使われたアルミ素材とあわせて、素材感がかっこいいボディデザインに仕上がっていた。

  • ここまでのNew XPS 13の写真はすべてホワイトモデルで、こちらはブラックモデル

  • ブラックモデルにはシルバーの天板が組み合わされる

  • パームレスト部分のアップ写真。ホワイトは編み込みグラスファイバー、ブラックはカーボンファイバー

  • 4辺フレームレスでしかも薄いから背景に溶け込む、という見せ方もしていた

主なスペックは、第10世代のIntel Coreを搭載し、Wi-Fi 6内蔵、ほかインタフェースはThunderbolt 3(DisplayPortとPower Deliveryの2ポート)やUSB 3.0、microSDリーダー、Bluetoothなどで、本体サイズはW296×D199×H14.8mm。OSはWindows 10で、Ubuntu搭載のDeveloper Editionもある。

米国では即時販売を開始し、グローバル展開は2月中に予定。価格は北米市場で999.99ドルから。CPUにCore i5-1035G1を選び、8GBメモリと256GB M.2 SSDといった構成だと1,249.99ドルという参考価格だ。重量が1.2kgから1.27kgに増加するが、タッチ液晶を搭載することもできる。