Canonicalは12月9日(米国時間)、「Canonical sponsors WSLConf at Microsoft HQ|Ubuntu」において、2020年3月10日および11日に開催が予定されているWSL (Windows Subsystem for Linux)プラットフォームに特化した最初の会議となる「WSLConf」のスポンサーになると発表した。

WSLConfは米国ワシントン州レドモンドにあるMicrosoft本社のキャンパスでの開催が予定されている。参加の申し込みは「Register for WSLConf|Ubuntu」から可能。登録は必要だが、参加費用は無料とされている。

  • Register for WSLConf|Ubuntu

    Register for WSLConf|Ubuntu

WSLConfでは次のトピックが取り上げられる見通し。

  • 新しいDocker Desktop for Windows
  • WSL 2で動作するmicrok8s
  • IT管理やDevOpsにおけるWSLの活用
  • Visual StudioおよびWSLによるクロスプラットフォームC++開発
  • JetBrains IDEおよびWSLによる開発
  • CLionおよびWSLの統合
  • WSLにおけるKubernetesの活用
  • WSLとIoT
  • Windows TerminalチームおよびWSLチームからの最新ニュース報告

WSLはWindows 10に導入されたLinuxバイナリを実行するための技術。当初はbashを実行するといった側面が強かったが、現在ではLinuxディストリビューションを利用するための機能として活用されている。Windows 10 20H1ではファイルシステム性能が向上したWSL 2の導入が予定されており、今後さらに活用されるシーンが広がることが期待されている。